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JUN(ジュン) ~メールの恋人~
第1章 出会い
JUNから返事が返ってきたのは3日後だった。
『はじめまして…JUNといいます。
伝言板への書き込みありがとうございました
よろしくお願いします』
最初は、携帯サイトの伝言板でのやりとりだった。
やがて伝言をやりとりするようになって2ヶ月 後、
僕から思い切ってメルアドを送ってみた
『○×△@eroWeb.○○.jp…
これが僕のアドレスです
よければ、このサイトを抜け出して
直接メールのやりとりをしませんか?』
それから1週間…
彼女からの返信はなかった。
サイトの伝言板にも書き込みはなかった。
「早急すぎたかな? 嫌われちゃったか…まあ、仕方ないか…」
諦めかけたときに 彼女から返信がきた。
―JUNです、このアドレスでいいんでしょうか? ちゃんと届いてますか?―
天にも昇る嬉しさだった。
さっそく僕は彼女宛に
自分のプロフをできるだけ詳しく書き込み返信した
―ありがと…私はJUN
これ以上でも以下でもない。
もし詳しく知りたいのなら終わりにさせてください―
少し変わった子だな…
まあいいか、こんな子が一人くらいいても…
実は、同時期にメル友になった女がいた。
それが里中美智子、東京からこちらの大学にきた女だった。
美智子はじつに自由奔放な女だった。
プロフも何から何まで曝け出し、
時間が合えばデートしたいと申し込んできた。
彼女とはフィーリングが合った。
出会ったその日のうちに僕らは結ばれた。