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JUN(ジュン) ~メールの恋人~
第6章 監禁された美智子

「ここは私の部屋。自由に使っていいわ。
あ、でも念のため手錠は外せないけどね。
契約は1週間。
来週にはここを出て行ってもらうからね。
私だって自由気ままな一人暮らしのほうがいいもの」

「来週には帰してもらえるって事ですか?」

「知らな~い。それはあいつに聞いてよ。
来週からまた別のところで監禁を続けるのかどうか…
なんでも今週1週間で
従順な女に調教するんだってあいつ息巻いてたよ。
今日から毎晩7日間かぁ~…楽しみだねえ~」

「あいつって‥‥沖島の事ですか?」

「あ~、あいつそんな名前だったの?
名前なんて知らないわ、
あいつはただの私の客ってだけだから」

彼女は自分の事を純子と呼んでねと笑顔で言った。

まあ、源氏名だけど
気に入ってるのとも付け加えた。

自由な一人暮らしがいいと言いながら、
根は淋しがりやなのだろう、
聞きもしないのに沖島との関係を話し始めた。

彼女はSMクラブでM嬢として働いていて、
Sの客を相手に奉仕する仕事をしていたと。

そこに客として、
いつも指名してくれていたのが
沖島だったと言った。
純子は、この計画を持ちかけられた日のことを
ポツリポツリと話し始めた。
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