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JUN(ジュン) ~メールの恋人~
第6章 監禁された美智子
「これで、仕事を手伝ってくれないか…」
バッグから厚さ5センチほどの茶封筒を差し出した。
受け取れ!とばかりに
グイッと目の前に突きつけた。
沖島に促され封筒を手にし、中身を確認する。
中から出てきたのは札束だった。
「2百万ある。
これで、ある男をたぶらかし、
一晩を共にしてほしい」
「そ、それって売春…」
「話を最後まで聞け…本番などしなくていい。
睡眠薬を飲ます。
効き始めるまで時間稼ぎをすればいい。
フェラをするなり、愛撫させるなり
いくらでも方法があるだろ?
男が眠ったら
ノートPCを持ち歩いているだろうから、
そこからデーターを抜き出せ」
「犯罪の片棒を担げと?」
「犯罪ではない!!」
立ち上がり純子を上から睨みつける…
その目は元の非情な爬虫類の目に戻っていた。
「犯罪ではないんだ。
これは…復讐なんだ。詳しくは言えない。
だがその俺の想いを遂げる為にも
お前の協力が必要なのだ」
手を差し伸べ純子を立たせた。
そして腰に手を回すと
エアーベッドにエスコートし、
純子を横たえると体を重ねてきた。
「それだけで、2百万もの大金をくれると言うの?」
沖島の手が体中を這いずり回る。
それは彼に指名されるようになってから
初めてといっていいほどのやさしい愛撫だった。
「その仕事だけなら50万、
残りの150万は、ある女性を保護して
かくまって欲しいんだ」
沖島の指が純子の秘部に潜り込む。
まるで蛇のような指が奥へ奥へ潜り込んできた。