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JUN(ジュン) ~メールの恋人~
第7章 JUNとの再会
部長に勧められて、
酒をどんどん胃袋に流し込んだが、酔えない。
まったく酔いが回ってこないのだ。
「なんだなんだ~~~?
いつまでもシケた顔をするな!!」
部長はかなり酔ってきているようだった。
軽く俺の背中を叩いてるつもりが
脳天が揺すぶられるほどバンバンと叩いた。
「よし!!!
今から、いいところへ連れて行ってやる!!!」
完全に眼が据わっていた。
「すいません部長、
私、この後、約束がありまして…」
とにかく開放されたかった。
もういいだろう。
充分つきあったじゃないか。
美智子の寄りそうな場所を
片っ端からあたりたかった。
「なあぁ~~にぃぃ!!!!
女か!そうだな?女だろ!!!
かあぁぁ~~~、
結婚前から尻に敷かれてどぉぉぉする!!!
女なんてな、この地球上の人口の半分が女なんだ。
吐いてすてるほどいるわぁ!!
これから連れていくとこはな…別世界だ!
うえへへへへ…行くろ!!ほら、支度せよ!
これはなあ…業務命令である!!!
へへへへ…なあぁ~~~んちゃってなあ」
上機嫌の部長が腕を俺の肩に回し
無理やり次の店に連れて行った。
ちどり足なので、
すこしずつ体を俺にあずける形となってゆく。
次の店に着くころには肩を組むというよりは、
ヘッドロックに近い状態だった。
そこはネオンに輝く看板の店名からして、
どうやらSMクラブのようだった。
「ここだ!!!ちょいと待ってろ」
そう言うと受付のボーイを掴まえて、
「今夜はステファニー様は空いているか?
女王様のステファニー様だよ」
どうやら部長はM男のようだった。
S嬢にムチ打たれ、
チンポからガマン汁を垂れ流す部長の姿を見るのは少し興味があったが…
「はい、ステファニー様は
手ぐすね引いて待っておられます」
ボーイからそう聞かされると、
なんとも幸せそうな顔をした。