この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
見習いドS彼氏
第8章 『飼い主』
綾宮は四十代の渋味のある男だった。
いつも洒落た仕立てのジャケットにネクタイを締め、うっすらと蓄えた髭が独特の大人の魅力を醸し出していた。
同世代の学生にはない魅力が一部の女生徒から人気を博していた。
もちろん奈緒もその一人であったことはいうまでもない。
三年になると奈緒は迷わず綾宮のゼミに入った。
それまでほとんどまともに男性と付き合ったことのない奈緒が綾宮の魅力にとりつかれるのはそう時間はかからなかった。
とは言え綾宮もすぐには手を出さず、むしろ厳しく冷たく奈緒と接した。
あとに思えばあれはMの資質を見極めるためだったのではと奈緒は考えていた。
厳しい綾宮に奈緒は必死で応えた。
その努力の甲斐あって、奈緒は次第に綾宮に認められて研究会にも同行させられるようになった。
いつも洒落た仕立てのジャケットにネクタイを締め、うっすらと蓄えた髭が独特の大人の魅力を醸し出していた。
同世代の学生にはない魅力が一部の女生徒から人気を博していた。
もちろん奈緒もその一人であったことはいうまでもない。
三年になると奈緒は迷わず綾宮のゼミに入った。
それまでほとんどまともに男性と付き合ったことのない奈緒が綾宮の魅力にとりつかれるのはそう時間はかからなかった。
とは言え綾宮もすぐには手を出さず、むしろ厳しく冷たく奈緒と接した。
あとに思えばあれはMの資質を見極めるためだったのではと奈緒は考えていた。
厳しい綾宮に奈緒は必死で応えた。
その努力の甲斐あって、奈緒は次第に綾宮に認められて研究会にも同行させられるようになった。