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見習いドS彼氏
第8章 『飼い主』
論文の資料を整理して遅くなったある夜、奈緒は綾宮にキスをされた。
うぶで無垢だった奈緒はそのまま綾宮に身を委ねてしまっていた。
とはいえ綾宮は奈緒を抱くことはなかった。
裸にさせて陰部を指でからかうように弄っただけだった。
その指遣いは意地悪で繊細で的確だった。
奈緒は何度も綾宮の指先で達せられた。
喉ではなく、もっと体内から出てるのではないかという、自分でも驚くくらいの声をあげてしまっていた。
結局綾宮は挿入はおろか、フェラも手淫もさせず、奈緒の身体をいたぶるだけで終わった。

普通の関係と違うと思いながらも純真な奈緒は自分の身体を汚さないための思い遣りなのだといいように解釈をして綾宮に問い質すまねはしなかった。

しかしそれは奈緒の妄想に過ぎなかった。
綾宮とはそれから性的な主従関係になったが、綾宮が挿入することは一度もなかった。
かといって奈緒の純白を守るような付き合いでは決してなかった。
むしろ普通にセックスをするより何倍もの穢れを味わされた。
奴隷として羞恥と苦痛と快楽をどっぷりと与えられ続けた。
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