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見習いドS彼氏
第10章 すれ違い
そんな奈緒から『ドM宣言』されたときは流石に驚いた。
軽い気持ちで理解を示したが実践してみてそれがいかに大変なことかを智輝は思い知らされた。
愛しい奈緒を辱しめたり、痛めつけるのは胸が痛んだのも事実だ。
しかし悦ぶ奈緒を見て次第に智輝にも悦びが生まれていった。
嗜虐趣味になったといえば嘘になるが奈緒をこれまで以上に悦ばせられる存在になったことに幸せさえ感じていた。
出勤途中も智輝はずっとそうやって奈緒との軌跡を記憶の中でなぞっていた。
どれほど辛くとも、問題があろうとも社会人は出勤しなくてはならない。
恋愛のために仕事を休むことなんて出来ない。
押し込まれるような満員電車に揺られていた。
「違うっ……そうじゃないっ!!」
智輝は突然人混みの中で声をあげた。
軽い気持ちで理解を示したが実践してみてそれがいかに大変なことかを智輝は思い知らされた。
愛しい奈緒を辱しめたり、痛めつけるのは胸が痛んだのも事実だ。
しかし悦ぶ奈緒を見て次第に智輝にも悦びが生まれていった。
嗜虐趣味になったといえば嘘になるが奈緒をこれまで以上に悦ばせられる存在になったことに幸せさえ感じていた。
出勤途中も智輝はずっとそうやって奈緒との軌跡を記憶の中でなぞっていた。
どれほど辛くとも、問題があろうとも社会人は出勤しなくてはならない。
恋愛のために仕事を休むことなんて出来ない。
押し込まれるような満員電車に揺られていた。
「違うっ……そうじゃないっ!!」
智輝は突然人混みの中で声をあげた。