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見習いドS彼氏
第10章 すれ違い
「奈緒はっ……奈緒はいないんですか!?」
「はい……依頼主さんは立ち会われないみたいですね」
責任者の男は無表情で答える。
「教えてくださいっ!! 奈緒はどこに引っ越すんですか!?」
「それはお答えできません。本人からの要望で誰にも言ってはいけないことになってます」
責任者の男はそう答えると智輝を非難するような視線をじっと向ける。
しかし智輝はそれで引き下がるほど余裕がなかった。
何度も同じ質問を繰り返すが責任者の答えは同じだった。
その間にも作業者たちは次々と梱包を続ける。
智輝は叫びながらその作業を止めさせたい気持ちになる。
「はい……依頼主さんは立ち会われないみたいですね」
責任者の男は無表情で答える。
「教えてくださいっ!! 奈緒はどこに引っ越すんですか!?」
「それはお答えできません。本人からの要望で誰にも言ってはいけないことになってます」
責任者の男はそう答えると智輝を非難するような視線をじっと向ける。
しかし智輝はそれで引き下がるほど余裕がなかった。
何度も同じ質問を繰り返すが責任者の答えは同じだった。
その間にも作業者たちは次々と梱包を続ける。
智輝は叫びながらその作業を止めさせたい気持ちになる。