この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
見習いドS彼氏
第10章 すれ違い
とはいえさんざん騒いでしまったからあからさまに尾行してはバレてしまう。
それにそもそも尾行するための移動手段もない。
智輝と弥生の二人は引っ越し業者の作業がトラックへの積み込みになった頃、タクシーを呼んで発車するまで待機してもらった。
そしていよいよトラックが発進するとタクシーでの尾行が始まった。
トラックはすぐに高速に乗り、都心部で降りると高層マンションの地下駐車場へと入っていった。
二人はマンションの近くでタクシーを下車して身を隠しながらマンションへと近付いた。
かはん搬入口は地下にあるらしくマンションの入り口付近には引っ越し業者の姿はなかった。
さりげなく中に入ろうとしたがあいにくこのマンションはオートロックらしく中に入ることは出来なかった。
「このマンションみたいですね……」
弥生はマンションのてっぺんを見上げるように顔をあげて呟いた。
「ああ……ありがとう、西野さん」
「いえ……私はついてきただけで……」
智輝に感謝されたことで弥生は顔を赤らめてうつ向いた。
それにそもそも尾行するための移動手段もない。
智輝と弥生の二人は引っ越し業者の作業がトラックへの積み込みになった頃、タクシーを呼んで発車するまで待機してもらった。
そしていよいよトラックが発進するとタクシーでの尾行が始まった。
トラックはすぐに高速に乗り、都心部で降りると高層マンションの地下駐車場へと入っていった。
二人はマンションの近くでタクシーを下車して身を隠しながらマンションへと近付いた。
かはん搬入口は地下にあるらしくマンションの入り口付近には引っ越し業者の姿はなかった。
さりげなく中に入ろうとしたがあいにくこのマンションはオートロックらしく中に入ることは出来なかった。
「このマンションみたいですね……」
弥生はマンションのてっぺんを見上げるように顔をあげて呟いた。
「ああ……ありがとう、西野さん」
「いえ……私はついてきただけで……」
智輝に感謝されたことで弥生は顔を赤らめてうつ向いた。