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見習いドS彼氏
第10章 すれ違い
正しく家畜のような扱いを受けた奈緒だが、騎乗にも再び四つん這いの体勢に戻る。
ここで逃げてしまえば綾宮に負けてしまう、そう感じたからであった。
鞭で打たれた箇所は赤く染まった上に腫れていた。
奴隷が『お許し下さい』と根を上げてしまった場合は責めをやめるのがルールであった。
綾宮は鞭を振り上げ、少し躊躇った後に床を強く打ちつけた。
「ひっ……」
鞭が床を強打する音と鞭のしなりが生み出した風圧を受け、奈緒は小さく悲鳴をあげた。
もし今の渾身の一撃を受けていれば骨にひびくらいは入っていたかもしれない。
視覚を失った状態の為、その恐怖は更に強かった。
奈緒はぺたんとしゃがみ込んで失禁をしてしまう。
「おやおや? 粗相してしまったのか?」
生ぬるく湿る股間を恥じ入るように奈緒は俯く。
「引っ越したばかりの部屋の床を汚すとはどうしようもない奴だな」
「も、申し訳ございません……」
奈緒は思わず『奴隷』として謝った。
失禁してしまったことは成人女性としてあってはならない行為であり、消し去りたいほどの事態であった。
しかしSMプレイとして受け入れてしまえば少なくとも自分の中では帳消しに出来ると感じたからであった。
しかしそれは綾宮の作戦にまんまと嵌まることを意味していた
ここで逃げてしまえば綾宮に負けてしまう、そう感じたからであった。
鞭で打たれた箇所は赤く染まった上に腫れていた。
奴隷が『お許し下さい』と根を上げてしまった場合は責めをやめるのがルールであった。
綾宮は鞭を振り上げ、少し躊躇った後に床を強く打ちつけた。
「ひっ……」
鞭が床を強打する音と鞭のしなりが生み出した風圧を受け、奈緒は小さく悲鳴をあげた。
もし今の渾身の一撃を受けていれば骨にひびくらいは入っていたかもしれない。
視覚を失った状態の為、その恐怖は更に強かった。
奈緒はぺたんとしゃがみ込んで失禁をしてしまう。
「おやおや? 粗相してしまったのか?」
生ぬるく湿る股間を恥じ入るように奈緒は俯く。
「引っ越したばかりの部屋の床を汚すとはどうしようもない奴だな」
「も、申し訳ございません……」
奈緒は思わず『奴隷』として謝った。
失禁してしまったことは成人女性としてあってはならない行為であり、消し去りたいほどの事態であった。
しかしSMプレイとして受け入れてしまえば少なくとも自分の中では帳消しに出来ると感じたからであった。
しかしそれは綾宮の作戦にまんまと嵌まることを意味していた