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見習いドS彼氏
第11章 羨望
尾行されているかもしれないという懸念は当然あったはずだ。
俺たちを撒くために関係のないマンションに立ち寄ったということは考えられないか?
一度そんな疑念を持つと頭から離れなかった。
しかしそれが真実だとして、じゃあどこが本当の奈緒の新しい家なのかといわれると検討もつかない。
これまで恋愛の縺れで会社まで押し掛けるのはまずいと思っていたが、こうなってしまっては仕方がない。
智輝は明日、奈緒の勤める会社へと乗り込む覚悟でいた。
幸い奈緒は受け付け業務だから会社に入れば顔は合わせることは出来る。
たとえ別れることになっても、このまま納得いかない状況で終わりにすることはどうしても出来なかった。
俺たちを撒くために関係のないマンションに立ち寄ったということは考えられないか?
一度そんな疑念を持つと頭から離れなかった。
しかしそれが真実だとして、じゃあどこが本当の奈緒の新しい家なのかといわれると検討もつかない。
これまで恋愛の縺れで会社まで押し掛けるのはまずいと思っていたが、こうなってしまっては仕方がない。
智輝は明日、奈緒の勤める会社へと乗り込む覚悟でいた。
幸い奈緒は受け付け業務だから会社に入れば顔は合わせることは出来る。
たとえ別れることになっても、このまま納得いかない状況で終わりにすることはどうしても出来なかった。