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見習いドS彼氏
第12章 トラップ
息を切らして部屋につくと弥生の部屋の電気は消えていた。
それでも構わずに智輝はインターフォンを押す。
それも何度も。
しかし部屋の中で誰かが動く気配はない。
もちろんその隣の奈緒の部屋でも動きはなかった。
しばらく弥生の帰りを待った智輝だったがはやる気持ちは抑えられない。
奈緒が住んでいた部屋の右隣が弥生の部屋だ。
その逆、左隣の部屋の明かりはついていた。
少し躊躇った後に智輝はその左隣の『中村』と書かれた部屋のインターフォンを押した。