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見習いドS彼氏
第12章 トラップ
智輝の答えを聞くや否や中村はすべてを理解したような呆れた笑いを浮かべた。
「余計なお世話かもしんないっすけどそういうのやめた方がいいっすよ」
「そういうの?」
「別れた女に付きまとうの。そんなことしても余計嫌われるだけっすから」
金髪の中村はなかなかのイケメンで女関係はそこそこ経験はあるのだろう。
しかし今は中村に恋愛指南を受けている場合ではない。
かといって全部を説明するのもはばかられる。
「荒井さん、先週末に帰ってきた様子はありましたか?」
「そう言われたって……音なんて聞こえねーし……」
「そんなことないんじゃないですか? 隣の部屋だからドア開ける音とかテレビの音とか聞こえるんじゃない?」
智輝が食い下がるが中村はきっぱりと言い切る。
「いや、それはねぇって。あり得ねぇ」
「余計なお世話かもしんないっすけどそういうのやめた方がいいっすよ」
「そういうの?」
「別れた女に付きまとうの。そんなことしても余計嫌われるだけっすから」
金髪の中村はなかなかのイケメンで女関係はそこそこ経験はあるのだろう。
しかし今は中村に恋愛指南を受けている場合ではない。
かといって全部を説明するのもはばかられる。
「荒井さん、先週末に帰ってきた様子はありましたか?」
「そう言われたって……音なんて聞こえねーし……」
「そんなことないんじゃないですか? 隣の部屋だからドア開ける音とかテレビの音とか聞こえるんじゃない?」
智輝が食い下がるが中村はきっぱりと言い切る。
「いや、それはねぇって。あり得ねぇ」