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見習いドS彼氏
第13章 対決
いや、実際には縄だけ身に着けていた。
白い肌に禍々しく縄が縛り付けられている。
まるで小包のように身体全体に縄が縛り付けられている。
何度も智輝が練習はしたが上達せず、奈緒の体のことを心配して実践できなかった縄縛りが施されていた。
「奈緒も私が立派な奴隷になるように調教してきた。さあ、君に奈緒を満足させられる自信があるならば今すぐここで、私の目の前でやってみるんだ」
「こ、ここで……?」
煽られて、試されていることは充分に理解していた。
しかしこれを拒めばチャンスはないということも確信していた。
それは綾宮ではなく、奈緒の目を見れば分かる。
奈緒の『一緒にいると不幸になる』という言葉は綾宮に言わされているわけではないと見抜いていた。
「奈緒」
智輝は振り返って恋人の顔を凝視する。
「駄目……智輝みたいな素敵な人、私にはもったいない……私が智輝を不幸にしていいわけないっ……」
躊躇いと悲しみを滲ませた瞳を震わせながら奈緒は首を振る。
「何をしている? 早く服を脱ぐんだ、奈緒」
冷たく叱り付ける声で智輝が命令した。
白い肌に禍々しく縄が縛り付けられている。
まるで小包のように身体全体に縄が縛り付けられている。
何度も智輝が練習はしたが上達せず、奈緒の体のことを心配して実践できなかった縄縛りが施されていた。
「奈緒も私が立派な奴隷になるように調教してきた。さあ、君に奈緒を満足させられる自信があるならば今すぐここで、私の目の前でやってみるんだ」
「こ、ここで……?」
煽られて、試されていることは充分に理解していた。
しかしこれを拒めばチャンスはないということも確信していた。
それは綾宮ではなく、奈緒の目を見れば分かる。
奈緒の『一緒にいると不幸になる』という言葉は綾宮に言わされているわけではないと見抜いていた。
「奈緒」
智輝は振り返って恋人の顔を凝視する。
「駄目……智輝みたいな素敵な人、私にはもったいない……私が智輝を不幸にしていいわけないっ……」
躊躇いと悲しみを滲ませた瞳を震わせながら奈緒は首を振る。
「何をしている? 早く服を脱ぐんだ、奈緒」
冷たく叱り付ける声で智輝が命令した。