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見習いドS彼氏
第13章 対決
全員が綾宮を見詰め、息を飲んだ。
取り乱してしまったことにようやく気付いた綾宮は気まずそうにズボンを穿き、服装を整えた。
「貴様らには関係のないことだ」
そう呟いてから乱暴な感じでソファーに座った。
「変な勘違いをして同情されるのは嫌いなんでな。貴様らのような下等生物はいつも勝手な下らない妄想をして他人を哀れみ、同情する。私はそういうのが最も耐えられないからな」
言い訳のような回りくどい前置きをしてから綾宮は語り始めた。綾宮の男根が切られている理由を。
余計なエピソードや感情を取り除いた綾宮の話は短くて無駄がなかった。
綾宮の嗜虐趣味は若い頃からあった。
とはいえそれは今ほどではなかったが。
ある時パートナーのM女は前の『ご主人様』と関係が切れていないことが分かった。
まだ若くて無謀とも呼べる勢いがあった綾宮はその元ご主人様の元へと出向いて関係を断ち切るように迫った。
しかし相手の男は本物のサディスティックだった。
乗り込んできた綾宮を逆に監禁し、虐待を加え、最終的には綾宮の陰茎を切り落とした。
「その男は医者でな……笑いながら俺の股間を切り落としていたよ」
ぞっとするような話を綾宮はさらりと語った。
しかしその口調は『警察に訴えなかったのか』などの俗な質問も拒まれる気迫が感じられた。
「まあ下らない話だ。言っとくがそれが俺の性的異常性に繋がってるなどと、下らないことは口が裂けても言うなよ?」
静かな声であったがその中には確実に殺気が感じ取れた。
取り乱してしまったことにようやく気付いた綾宮は気まずそうにズボンを穿き、服装を整えた。
「貴様らには関係のないことだ」
そう呟いてから乱暴な感じでソファーに座った。
「変な勘違いをして同情されるのは嫌いなんでな。貴様らのような下等生物はいつも勝手な下らない妄想をして他人を哀れみ、同情する。私はそういうのが最も耐えられないからな」
言い訳のような回りくどい前置きをしてから綾宮は語り始めた。綾宮の男根が切られている理由を。
余計なエピソードや感情を取り除いた綾宮の話は短くて無駄がなかった。
綾宮の嗜虐趣味は若い頃からあった。
とはいえそれは今ほどではなかったが。
ある時パートナーのM女は前の『ご主人様』と関係が切れていないことが分かった。
まだ若くて無謀とも呼べる勢いがあった綾宮はその元ご主人様の元へと出向いて関係を断ち切るように迫った。
しかし相手の男は本物のサディスティックだった。
乗り込んできた綾宮を逆に監禁し、虐待を加え、最終的には綾宮の陰茎を切り落とした。
「その男は医者でな……笑いながら俺の股間を切り落としていたよ」
ぞっとするような話を綾宮はさらりと語った。
しかしその口調は『警察に訴えなかったのか』などの俗な質問も拒まれる気迫が感じられた。
「まあ下らない話だ。言っとくがそれが俺の性的異常性に繋がってるなどと、下らないことは口が裂けても言うなよ?」
静かな声であったがその中には確実に殺気が感じ取れた。