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見習いドS彼氏
第5章 呵責と戸惑い
そしてつい智輝はその店のうまい料理を追加で注文してしまっていた。
それがいけなかった。
気がついたときには終電が終わっている時間になってしまっていた。
「しまったな……」
「ごめんなさい……私があれこれ食べていたから」
「なんだ、今日は随分としおらしいな。いつもらしくもない」
「だって……反省してますから……」
ぼそっと申し訳なさげに呟く留美に智輝はかつての自分を思い出して苦笑してしまう。
「タクシーで帰るか……」
「え、でも……」
「でも?」
「私の家、すごーく遠いんですよ。実家通いだから電車で一時間以上かかりますから」
「え、そうなんだ……」
電車で一時間かかるところにタクシーで帰るのはさすがに厳しい。
「じゃあ……俺のとこ泊まるか?」
「い、いいんですかっ!?」
ぐいっと食いつくように声を上げて近づく留美に智輝は若干引いてしまう。
「そんなに食いつくところじゃないからな、これ」
「えっ……す、すいません」
二人ともなんとなく気恥ずかしくなり、言葉数少なくタクシーを拾い智輝の部屋へと向かった。
それがいけなかった。
気がついたときには終電が終わっている時間になってしまっていた。
「しまったな……」
「ごめんなさい……私があれこれ食べていたから」
「なんだ、今日は随分としおらしいな。いつもらしくもない」
「だって……反省してますから……」
ぼそっと申し訳なさげに呟く留美に智輝はかつての自分を思い出して苦笑してしまう。
「タクシーで帰るか……」
「え、でも……」
「でも?」
「私の家、すごーく遠いんですよ。実家通いだから電車で一時間以上かかりますから」
「え、そうなんだ……」
電車で一時間かかるところにタクシーで帰るのはさすがに厳しい。
「じゃあ……俺のとこ泊まるか?」
「い、いいんですかっ!?」
ぐいっと食いつくように声を上げて近づく留美に智輝は若干引いてしまう。
「そんなに食いつくところじゃないからな、これ」
「えっ……す、すいません」
二人ともなんとなく気恥ずかしくなり、言葉数少なくタクシーを拾い智輝の部屋へと向かった。