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見習いドS彼氏
第5章 呵責と戸惑い
「もうっ……」

寝顔を見ながら留美は呟いた。

「私ってそんなに魅力ないですか?」

しかし寝ている智輝にその声が届くはずもなく、寝返りを打つだけであった。
留美はため息をつき、電気を消してベッドに横になった。

自分のピンチを救ってくれて、更には慰めてくれた智輝に留美の尊敬に近い憧れは更に強まった。
こうして女として見られていない状況ももどかしく留実を焦がしていた。
豆電球だけの薄明かりのなか、留美はベッドから床に寝ている智輝を見つめた。

「梶野先輩……」

下半身が熱くなっているのを留美はもう誤魔化しきれなかった。
わざと終電がなくなるまで気づかないふりして、作戦通り智輝の部屋に来たが、これでは来ない方がましだった。
部屋に入った瞬間から智輝に抱かれることを願っていた留美は触れられなくとも湿らせてしまっていた。

布団の中で留美は借りていたスウェットをもぞもぞと脱ぎはじめた。
ズボンとともにショーツも脱ぎ捨て、指を湿った割れ目に当てた。
ねっとりとした熱い蜜が指に付着する。

「はっ……」

声が漏れそうになり留美は慌てて布団を噛んだ。

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