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見習いドS彼氏
第6章 夜の散歩道
智輝は奈緒に全裸でコートだけを羽織って公園までやってくるようにと命じた。
車で迎えに行ってやってもよいのだが、敢えて夜道を一人で裸で歩かせてやりたかったのだ。
「ちゃんと言いつけ通りにしてきたんだろうな?」
今夜のデートは最初から命令口調で始まる。
もっとも終電すら終わったこんな時間では遊びに行くところもなく、することはひとつしかない。
「……はい」
「よし。じゃあコートの前を広げて見せてみろ」
「そ、それは……」
「どうした? 早く見せるんだ」
智輝はベンチで仰け反るくらいに横柄に座って奈緒を見据えた。
「お、お願い、許して……」
「許す? 何をどう許せというんだ? さあさっさと見せるんだ」
夜の公園は当然ながら誰もいない。
近年は市役所が厳しく取り締まっている為、公園でテントを張ってねぐらを構えている住人もいない。
広い公園にいるのは間違いなく二人だけだった。
車で迎えに行ってやってもよいのだが、敢えて夜道を一人で裸で歩かせてやりたかったのだ。
「ちゃんと言いつけ通りにしてきたんだろうな?」
今夜のデートは最初から命令口調で始まる。
もっとも終電すら終わったこんな時間では遊びに行くところもなく、することはひとつしかない。
「……はい」
「よし。じゃあコートの前を広げて見せてみろ」
「そ、それは……」
「どうした? 早く見せるんだ」
智輝はベンチで仰け反るくらいに横柄に座って奈緒を見据えた。
「お、お願い、許して……」
「許す? 何をどう許せというんだ? さあさっさと見せるんだ」
夜の公園は当然ながら誰もいない。
近年は市役所が厳しく取り締まっている為、公園でテントを張ってねぐらを構えている住人もいない。
広い公園にいるのは間違いなく二人だけだった。