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見習いドS彼氏
第7章 羞恥水族館
奈緒はさらっと言い切って歩き出した。
「彼氏って、どんな人?」
つれない態度の女性の接し方を心得てるといった素振りで影山が食い下がった。
「そうねぇ……誠実で優しくて、控え目だけど流されない。モテるからってふらふらしないタイプかな。影山君の反対みたいな性格だよ」
ニコっと笑って猛毒を吐いた奈緒に、さすがの影山もそれ以上の追及は出来なかった。
スポーツクラブで汗を流した後、更衣室で携帯を確認すると智輝からメールの受信があった。
『今度の日曜日、水族館に行かない?』
愛しい恋人からのデートの誘いを見て奈緒は思わずにやけてしまう。
知的な美人の為、第一印象で冷たいと思われがちな奈緒だが私生活では愛嬌のある表情を見せる。
とりわけ智輝からのメールを読む時の奈緒はまるで女学生のような無防備な笑みを浮かべることが多かった。
結局そのふやけた笑顔は着替えてスポーツクラブを出て、部屋に帰り着くまで消えることはなかった。
「彼氏って、どんな人?」
つれない態度の女性の接し方を心得てるといった素振りで影山が食い下がった。
「そうねぇ……誠実で優しくて、控え目だけど流されない。モテるからってふらふらしないタイプかな。影山君の反対みたいな性格だよ」
ニコっと笑って猛毒を吐いた奈緒に、さすがの影山もそれ以上の追及は出来なかった。
スポーツクラブで汗を流した後、更衣室で携帯を確認すると智輝からメールの受信があった。
『今度の日曜日、水族館に行かない?』
愛しい恋人からのデートの誘いを見て奈緒は思わずにやけてしまう。
知的な美人の為、第一印象で冷たいと思われがちな奈緒だが私生活では愛嬌のある表情を見せる。
とりわけ智輝からのメールを読む時の奈緒はまるで女学生のような無防備な笑みを浮かべることが多かった。
結局そのふやけた笑顔は着替えてスポーツクラブを出て、部屋に帰り着くまで消えることはなかった。