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私は管理人
第3章 大野さんとの別離

「僕は妻と別れて寂しかったんです
それで、つい、魔が差したと言うべきか
出会い系サイトに登録したんです」

これもよくある話だわと
わたしは胸騒ぎを鎮めるように
深呼吸を繰り返しました。

「わたしは構わないわ
大野さんに他に好きな女がいても
わたしだって既婚者なんですもの
大野さんを一人占めしようなんて
これっぽっちも考えていないわ」

「そんな単純な話じゃないんです
彼女というのは僕の故郷の人で農家なんです
結婚を期に田舎に戻って
僕は彼女の婿養子になります」

離婚してからやる気を失い
会社も辞めてしまいそろそろ失業保険も切れるので
安住の棲みかを求めたのだと白状しました。

「いやよ!せっかくこうして仲良くなれたのに…」

わたしはセックスの素晴らしさを
教えてくれた大野さんと別れたくありませんでした。

「管理人さんと深い仲になる前から
彼女と遠距離恋愛してました。
なのに管理人さんに手を出した僕は卑怯者です
どうか罵倒してください…」

バツイチでフリーの男を束縛する権限など
わたしにはありません…

「わかりました…
だったらなおさら今はわたしを愛してください
心は彼女にあることは承知の上です
だから今だけ…今だけわたしを逝かせてください」

気づけば大野さんのおちんちんに
吸い付いていました。


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