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私は管理人
第5章 救世主

「傷害罪?ならそっちはどうなんだ。
婦女暴行罪に恐喝罪・・・」
わたしが打たれた頬を確認して
こちらも傷害罪が成り立つけどなと捕捉して
男を睨みつけました。

男はチクショウ!といい放つと
脱兎のごとく部屋を飛び出して逃げました。


「もう大丈夫、あいつも懲りただろうし・・・」

大野さんは、怖かったろ?と言って
わたしを優しく抱きしめてくれました。

わたしは、子供のように
彼の腕のなかで泣きじゃくりました。

「ほんと、あんたは危なっかしくていけないねえ。
久しぶりに電話したのも
虫の知らせってやつかもな」と言って、
わたしの頭をポンポンと撫でてくれました。

「でも安心しな、
これからは俺がたまにやって来て
管理人さんを管理してやるから」

そしていつかのように
熱い口づけを交わしました。

大野さんは、
わたしの管理人さんになってくれたのです。

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