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私は管理人
第1章 私は管理人よ

翌朝、主人をいつものように見送りました。

わたし、その日は少しおかしかったんです。

昨夜、一人で慰めたのですが、
不完全燃焼というか、
なんだか子宮の奥で熱いマグマが
渦巻いているような
もやもやした気持ちだったんです。

そんな気分でトイレに用を足しにいったのがいけなかったんです。
ペーパーで後始末のために
女の子の部分を拭った瞬間・・・・

そう、女の体にスィッチが入ってしまったんです。

リビングのソファに座り込んで、
夫に内緒で通販で購入した
ミニローターを手にしました。

そのミニローターは 肩こり解消という宣伝文句が添えられていましたが
どこをどう見たって
女の子のひとり遊び用の玩具にしか見えませんでした。

実はわたし、
こういった玩具を使用するのは初めてだったんです。
興味本位で購入したものの、
怖くて使えずに
ずっとタンスの奥にしまっておいたんです。

「電池は大丈夫かしら…」

恐る恐る電源をONにすると、
一度も使用されたことのないソレは
ヴィーンという音を発しながら
激しく振動し始めました。

下着の上からそっと押し当てると
文字通り電撃が体を貫きました。

『ああん…なんて気持ちいいのかしら』

こんなことならもっと早くに
使用すればよかったと後悔しました。
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