この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
私は管理人
第8章 ホストの向井くん

「おっ!朝粥かあ。
こいつは胃に優しいからありがたいよ」

朝の食卓についた主人は
朝食に朝粥にありつけてご機嫌です。

「アチチチ…」
出勤時間が迫ってきているので
熱いお粥を頑張って胃袋に流し込んでいます。

申し訳ないんですけど、
主人の体の事を考えて朝粥を用意したんじゃありません。

毎朝、主人が出掛けるのと入れ違いに
朝帰りしてくる住人がいるんです。

ホストのお仕事をされている向井くんです。
派手なスーツとキンキンに染めた頭髪とは裏腹に
会えば必ず「おはようございます」と挨拶してくる礼儀正しい青年です。

お仕事がハードなのか
いつも青白い顔をしています。
おまけに吐く息も酒臭くて…

そんな生活をしていたら体に良いわけありません。

なので
わたし、お節介とは思いましたが
彼のために朝食を作ってあげることにしたんです。
それも胃に優しい朝粥を…

主人を送り出してから
今か今かとまちわびました。

そして駅の方からフラフラした足取りで彼が帰ってきました。

「おはよう♪」
わたしはとびっきりの笑顔で彼を出迎えました。

「…おは…うぷっ…!」
挨拶もそこそこに向井くんったら
人様の玄関先でリバースしちゃったんです。

「すいません…すぐにバケツに水を汲んで流しますので…」

「いいの、いいの。
そういうことも管理人の仕事ですから気にしないで」
わたしは植え込みの片隅からホースを引っ張り出して吐瀉物を流しました。
/111ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ