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淫夢鉄道の夜
第2章 ヤリサーのリーダーだった男
内湯があり、そこで上がり湯を身体に掛けてから外に出る。佐藤はまだ来てなかった。他の客もいない。外はすっかり暗くなっていて空気が冷たい。友樹は急いで岩で囲まれた湯船に入り、身体を沈めた。

「ああ、気持ちいい」

ピリピリと手足の毛細血管が開いていくのがわかる。

透明な湯には湯の華がふわりふわりと浮いていた。泉質は美肌の湯らしくヌルヌルしている。

ここなら温泉好きの佳純もきっと喜ぶだろう。無理してでも連れてくればよかった。

目を閉じると、湯船に入った佳純が透き通るような白い肌に手で湯をすくいがけする姿が浮かんできた。端正な顔立ちに細身だが形よく張り出した胸、キュッと括れた腰部から女性らしい丸みをおびた臀部。スラリと長い脚に引き締まった太腿。そしてその付け根には――。

最近、仕事が忙しいらしく全く相手をしてもらっていなかったせいか、想像しただけで股間のモノが膨らんできた。
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