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月一回、ほとばしる熱情
第1章 キッチンから始まった
 夫からの誘いにやっときたと舞い上がる程嬉しかったが、素直に喜び振り返って絡み合うのはガツガツしているようで恥ずかしい。冷静を装って残るナスを切り続けていた。
 包丁を持つ手に夫の手が重なり、すっと包丁が抜き取られる。
 首筋に夫の舌が這い、身体のラインを確かめるように両手で撫でられていく。
「はあぁ……」
 息が漏れる。夫が舐めた所から身体が熱くなっていく。
 早く絡み合いたい。もっと色んなところを舐められたい。繋がりたい。一か月待っていた。やっと求めてくれている。待ちわびていただけにいざとなると動けず、されるがままになっている自分の身体がもどかしかった。
 夫の手が私のズボンと下着を下ろし、シャツを胸の上までたくし上げる。
 ブラジャーがずらされ乳房があらわになる。すでにぷっくりとなっている乳首を撫でられ、身体がよじれる。
「ん、ふぅ……」
 声が漏れ、乳首が摘ままれ、揉みしだかれる。
 片足を持ち上げられて、割れ目がさらされた。すーっと風が撫で去った後、夫の指先が縁を揉むように触れる。
 そこはすでに溢れそうなくらい潤いをたもっているはずだ。中に指が埋め込まれていく。
「もう、とろとろ……」
 耳元で囁かれ思わずよじって、その声からも指先からも離れようとしてしまう。
 クチュクチュ……。クチュクチュ……。
 中をかき回され外を撫でられ、身体の動きも漏れる声も大きくなっていく。倒れそうになるところを台に腕をついて必死に身体を支えた。
「もう、入れていい?」
 返事をしていないのに夫のモノがすでに入り口に当てられている。答える代わりにそれを受け入れるように腰を落とした。
 なんの抵抗もなく奥までするりと入り、夫から漏れた息が首にかかる。
 ぞくりと身体が震えてすぐにもイキそうになってしまった。
 ゆっくりと動き出した夫の動きに合わせて腰を振る余裕もなく、ただ耐えていた。それだけでいっぱいになっているのに、夫が胸を揉み乳首を指で挟む。
「だめ……、そんなにされたら、イっちゃう……」
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