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月一回、ほとばしる熱情
第1章 キッチンから始まった
 片手を胸にある夫の手に重ねるが、変わらずに乳首を愛撫される。
「ゆり……、もう出そう……」
 突く動きが早くなり、卑猥な音が鳴り響く。
「あっ、あっ……、私もイク……イっちゃうっ……」
 大きくなっていく快感に飲み込まれながら、夫の喘ぎ声、触れたところの体温、繋がったモノの硬さ、夫の全てが愛おしかった。
「出るっ……」
 先から噴き出したものと跳ねるような刺激で私も絶頂を迎える。
 中でどくどくと波打つものに合わせ、膣がきゅっと締まってしまう。その身体の反応に二人で声を漏らしながら快感の余韻をじっくり味わった。荒くなった息をゆっくり整えていく。
「あぁ……」
 とろりと抜け出た夫のモノがまだ欲しくて、割れ目がひくひくとうずいているのを感じる。太ももを精子と愛液が混ざりあった白濁の液体が伝っていく。
 ぼこぼこと沸き立つ鍋の火を止めると、シャワーを浴びましょうと夫に提案した。

 互いの身体にシャワーをかけ、手の平にボディーソープを取り泡立てていく。
 少し肌寒かったので、この間に浴槽に湯をためることにした。
 身体を夫の手の平が撫でていく。それが気持ちよくて勝手にくねくねと身がよじってしまう。
 胸、乳首、お股もお尻の割れ目も、隅々まで夫の指が滑り、新たな蜜が溢れ出してきそうだった。
 夫の身体にも全身くまなく指を滑らせた。
 力を失くしたモノの皮を根元にずらしながら丁寧に洗う。少し漏れた夫の声に堪らなく興奮してしまう自分がいた。
 先に泡を洗い流して、半分程たまった湯の中に身体を沈めた。思っていたよりも冷えていた肌に、お湯が触れていくのが温かく気持ちがいい。
 泡を流し終わった夫がシャワーヘッドをかけて、浴槽の中に入ったが立ったままだった。
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