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満ちる満ちる満ち足りる
第3章 刺激
ホテルの部屋
午後8時
幸子は今日の取材の記事を大まかにまとめる
三原の紳士的なアシストのお陰で幸子は初めての仕事を無事終えることが出来そうだ
ふと外に目をやると都会のきらびやかな風景
高層ビルか立ち並び
人々は皆お洒落に見える
洗練された世界だ
日常なんて忘れるわ
なーんかルームサービスとか頼んじゃおっかな
思えば一人で夜を過ごすのが久々だった
ベッドでボヨンと跳ねてみる
ここに恭二が居たらな、、
なにもしなくても良い
ただ見つめるだけで
それだけで十分
電話が鳴る
三原だった
さっきの居酒屋でなんかやらかしたかしら
取材のあとそのまま三原と食事をして
何も粗相は無かったはずだが、、
「三原です。お休みのとこ申し訳ない。実は今から外で花火上がるらしくて。よかったら一緒に見ないですか?」
思いがけない誘いだった
単純に嬉しい
「花火!見たいです!」
幸子は一階のラウンジで三原と待ち合わせた
庭に出ると見物客が集まっている
三原も普段着に着替えていた
さすが二枚目
普段着ですらこなれてカッコいい
「大丈夫?寝てたんじゃない?」
いつのまにか三原の敬語が取れている
「いえいえ、都会の喧騒にはしゃいでベッドで跳び跳ねてました。私、出張が今回初めてで緊張してたんです。」
「そうだったんだ。そのわりには堂々としてたよ。堂々と発言できる女性、僕は好感持てるな。」
夜風が気持ち良い
幸子はシラフで良かったと思った
こんなシチュエーションでお酒なんて飲んだら、三原にもたれかかってしまいそうだ
「三原さんって、、モテるんですね。」
「え~。もてたことないよ。」
「うちの部署でカッコいいって評判です。」
「そうなんだ。こんなおじさんのどこがいいのかねぇ。」
花火が上がる
綺麗だった
まるでこれまで頑張ってきた幸子を労うような華やかさ
「色々あったけど、生きててよかった。」
幸子は涙が流れる
あれ?どうして泣いているんだろう
こんなに綺麗なのに
隣には三原さんが居るのに
「大丈夫?」
「いや、なんでもなくて、、」
三原が幸子の肩に手を回す
いやらしさはなく、暖かい手
他の見物客に涙を見られまいと、三原の胸に顔を隠した
「泣いて良いんだよ。泣きたいときは。」
花火の音が響く
幸子は恥ずかしくて三原の顔が見れない
午後8時
幸子は今日の取材の記事を大まかにまとめる
三原の紳士的なアシストのお陰で幸子は初めての仕事を無事終えることが出来そうだ
ふと外に目をやると都会のきらびやかな風景
高層ビルか立ち並び
人々は皆お洒落に見える
洗練された世界だ
日常なんて忘れるわ
なーんかルームサービスとか頼んじゃおっかな
思えば一人で夜を過ごすのが久々だった
ベッドでボヨンと跳ねてみる
ここに恭二が居たらな、、
なにもしなくても良い
ただ見つめるだけで
それだけで十分
電話が鳴る
三原だった
さっきの居酒屋でなんかやらかしたかしら
取材のあとそのまま三原と食事をして
何も粗相は無かったはずだが、、
「三原です。お休みのとこ申し訳ない。実は今から外で花火上がるらしくて。よかったら一緒に見ないですか?」
思いがけない誘いだった
単純に嬉しい
「花火!見たいです!」
幸子は一階のラウンジで三原と待ち合わせた
庭に出ると見物客が集まっている
三原も普段着に着替えていた
さすが二枚目
普段着ですらこなれてカッコいい
「大丈夫?寝てたんじゃない?」
いつのまにか三原の敬語が取れている
「いえいえ、都会の喧騒にはしゃいでベッドで跳び跳ねてました。私、出張が今回初めてで緊張してたんです。」
「そうだったんだ。そのわりには堂々としてたよ。堂々と発言できる女性、僕は好感持てるな。」
夜風が気持ち良い
幸子はシラフで良かったと思った
こんなシチュエーションでお酒なんて飲んだら、三原にもたれかかってしまいそうだ
「三原さんって、、モテるんですね。」
「え~。もてたことないよ。」
「うちの部署でカッコいいって評判です。」
「そうなんだ。こんなおじさんのどこがいいのかねぇ。」
花火が上がる
綺麗だった
まるでこれまで頑張ってきた幸子を労うような華やかさ
「色々あったけど、生きててよかった。」
幸子は涙が流れる
あれ?どうして泣いているんだろう
こんなに綺麗なのに
隣には三原さんが居るのに
「大丈夫?」
「いや、なんでもなくて、、」
三原が幸子の肩に手を回す
いやらしさはなく、暖かい手
他の見物客に涙を見られまいと、三原の胸に顔を隠した
「泣いて良いんだよ。泣きたいときは。」
花火の音が響く
幸子は恥ずかしくて三原の顔が見れない