この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
満ちる満ちる満ち足りる
第5章 ほぐしほぐされ
「先輩顔赤いですよ。大丈夫ですか?」
幸子はデスクに戻ってキーボードを叩く
隣の鶴見がカレンダーに目をやって溜め息をついている
きっと彰との事を悩んでいるのだろうか
「やっぱり既婚者なのかなあ。先輩、不倫ってどう思います?」
幸子はタイピングの手を止める
先ほど既婚者とディープディープをいたしてきましだが、、
「ばれなきゃいいんじゃない?」
「そうですよねぇ~♪」
単純かーい
鶴見には悪いが真っ先に彰に三原とのことを聞いてもらいたくなった
彰の声を聞けばきっと落ち着ける
彰のデスクの内線番号を調べようと座席図のファイルを開く
なんと三原の隣ではないか
このままかけても三原が内線を取る可能性がある
幸子は一か八か番号を押した
「はい◯◯課です。」
彰だった
幸子はホッと胸を撫で下ろす
「お疲れ様です。吉村です。」
周りに私用電話を悟られないよう
キーボードを叩きながら話す
「用件は?」
さすがの彰も事務的だ。
幸子は可笑しくなってくる
「実は折り入ってお話ししたいことがありまして、、」
「、、、」
受話器の向こうで彰が黙る
おそらく横で三原が聞いているはずだ
「ちなみに今三原さんはお手透きですか?」
「居ないよ。なんだよ話って。」
彰がいつもの口調になる。
おそらく周りに人が居なくなったのだろう
「実は、、」
幸子が横の鶴見が席を離れた事を確認する
「三原さんとキスしちゃって。」
「へぇ~。やるじゃん。」
彰は驚かない
「ドキドキしすぎて仕事どころじゃない。」
「さすがの俺も会社では、無いぞ。」
その時三原の声が聞こえてくる
クレーム?代わろうか?
しまった
切らないと
「では、失礼します。」
幸子は強引に切る
危ない危ない
しかしまた三原の声が聞けて幸子はドキドキが増すのであった
幸子はデスクに戻ってキーボードを叩く
隣の鶴見がカレンダーに目をやって溜め息をついている
きっと彰との事を悩んでいるのだろうか
「やっぱり既婚者なのかなあ。先輩、不倫ってどう思います?」
幸子はタイピングの手を止める
先ほど既婚者とディープディープをいたしてきましだが、、
「ばれなきゃいいんじゃない?」
「そうですよねぇ~♪」
単純かーい
鶴見には悪いが真っ先に彰に三原とのことを聞いてもらいたくなった
彰の声を聞けばきっと落ち着ける
彰のデスクの内線番号を調べようと座席図のファイルを開く
なんと三原の隣ではないか
このままかけても三原が内線を取る可能性がある
幸子は一か八か番号を押した
「はい◯◯課です。」
彰だった
幸子はホッと胸を撫で下ろす
「お疲れ様です。吉村です。」
周りに私用電話を悟られないよう
キーボードを叩きながら話す
「用件は?」
さすがの彰も事務的だ。
幸子は可笑しくなってくる
「実は折り入ってお話ししたいことがありまして、、」
「、、、」
受話器の向こうで彰が黙る
おそらく横で三原が聞いているはずだ
「ちなみに今三原さんはお手透きですか?」
「居ないよ。なんだよ話って。」
彰がいつもの口調になる。
おそらく周りに人が居なくなったのだろう
「実は、、」
幸子が横の鶴見が席を離れた事を確認する
「三原さんとキスしちゃって。」
「へぇ~。やるじゃん。」
彰は驚かない
「ドキドキしすぎて仕事どころじゃない。」
「さすがの俺も会社では、無いぞ。」
その時三原の声が聞こえてくる
クレーム?代わろうか?
しまった
切らないと
「では、失礼します。」
幸子は強引に切る
危ない危ない
しかしまた三原の声が聞けて幸子はドキドキが増すのであった