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満ちる満ちる満ち足りる
第1章 再会
「偉いね~。ばりばり働いて。さっちゃんは頑張りやだなあ。」
午前中のひと仕事を終えて、幸子は恭二の待っているカフェにたどり着いた。恭二のこなれたグレーのスーツ姿は新鮮だった。アーガイル柄のカーディガンも、年上好きの幸子をそそる。
「誘ってくれて嬉しかったよ。本当はスーパーで会ったとき連絡先聞こうと思ってたんだけどさ。」
本当は真由が勝手にメールを送信していたのだが、黙っておいた。今日こうして会えたのも真由のお陰と心の中で感謝した。
「さっちゃん、綺麗になったね。」
幸子は飲んでいたコーヒーを吹き出しそうになる。異性に誉められるのは久々だった。
以前スーパーで会ったときは普段着だったが、今日はオフィスカジュアル。しかも恭二会うからとピンクのスカートでキメてきたのだ。膝までのスカートをはくのも久々だった。脚がひんやりしていた。
「恭二くんのスーツ姿も見違えるよ。出来る大人って感じ。彼女とかすぐできそう」
「俺なんて男ばかりの職場だからさ、たまに同僚の紹介で女の子と会うけど、なんか発展しないんだよねぇ。やっぱ見た目がお堅いのかな俺って。」
確かに一緒に遊んでたグループの中でも恭二は年上で大人びていた。というか他の男の子二人に恐れられていた?(笑)ような気もする。国の機関とかいうお堅いところで働いてて、真面目そうな怖そうな。幸子にとってはそこも魅力に感じる。
「さっちゃんこの後少しドライブしない?気分転換にさ。たまには息抜きしなきゃ」
「私午後からリモートワークなんだあ」
「だったら海辺のカフェとかどう?Wi-Fiもあるしさ」
幸子は嬉しい反面、異性とのドライブデートなんて、、誰かに見られたら、、と心配になった。
「俺もちょっと気分転換したいし。久々さっちゃんに会えたし。さっちゃんが仕事してる間俺勉強しとくわ。今度資格試験あってさ。」
そういえば二人ともビジネスの格好をしている。誰かに見られたら、取引先の人とでも言ってカフェの取材だなんだでごまかせばいい
「あたし、夜までに帰れれば、」
「俺がスピード狂なの忘れた?(笑)
それにそんな遠くないから大丈夫」
「じゃあ、よろしくお願いします!」
「決まり!いこいこ!」
二人は店を出た
春のたおやかな風が心地良い
午前中のひと仕事を終えて、幸子は恭二の待っているカフェにたどり着いた。恭二のこなれたグレーのスーツ姿は新鮮だった。アーガイル柄のカーディガンも、年上好きの幸子をそそる。
「誘ってくれて嬉しかったよ。本当はスーパーで会ったとき連絡先聞こうと思ってたんだけどさ。」
本当は真由が勝手にメールを送信していたのだが、黙っておいた。今日こうして会えたのも真由のお陰と心の中で感謝した。
「さっちゃん、綺麗になったね。」
幸子は飲んでいたコーヒーを吹き出しそうになる。異性に誉められるのは久々だった。
以前スーパーで会ったときは普段着だったが、今日はオフィスカジュアル。しかも恭二会うからとピンクのスカートでキメてきたのだ。膝までのスカートをはくのも久々だった。脚がひんやりしていた。
「恭二くんのスーツ姿も見違えるよ。出来る大人って感じ。彼女とかすぐできそう」
「俺なんて男ばかりの職場だからさ、たまに同僚の紹介で女の子と会うけど、なんか発展しないんだよねぇ。やっぱ見た目がお堅いのかな俺って。」
確かに一緒に遊んでたグループの中でも恭二は年上で大人びていた。というか他の男の子二人に恐れられていた?(笑)ような気もする。国の機関とかいうお堅いところで働いてて、真面目そうな怖そうな。幸子にとってはそこも魅力に感じる。
「さっちゃんこの後少しドライブしない?気分転換にさ。たまには息抜きしなきゃ」
「私午後からリモートワークなんだあ」
「だったら海辺のカフェとかどう?Wi-Fiもあるしさ」
幸子は嬉しい反面、異性とのドライブデートなんて、、誰かに見られたら、、と心配になった。
「俺もちょっと気分転換したいし。久々さっちゃんに会えたし。さっちゃんが仕事してる間俺勉強しとくわ。今度資格試験あってさ。」
そういえば二人ともビジネスの格好をしている。誰かに見られたら、取引先の人とでも言ってカフェの取材だなんだでごまかせばいい
「あたし、夜までに帰れれば、」
「俺がスピード狂なの忘れた?(笑)
それにそんな遠くないから大丈夫」
「じゃあ、よろしくお願いします!」
「決まり!いこいこ!」
二人は店を出た
春のたおやかな風が心地良い