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満ちる満ちる満ち足りる
第7章 挟む幸子
「ほらっ。モデルに復帰するらしいよ。」
 
松下のスマホには三原の美人妻の画像がある
幸子は僻みを通り越してボディに釘付けになる
Gカップはありそう
水着の面積は広いが
見るからに男性目線の撮り方だ

「確か40くらいかなあ。元々は婦人雑誌メインだったみたいだね。」

松下も年齢と美貌のギャップに驚いている
幸子は松下の分のデザートにまで手を出す

「よく食べるな。」

松下がタバコに日をつける

「吉村も吸う?」 

幸子も頂くことにした
結婚してた頃は誠のをもらって
横でよく吸ってたなあ
ふと思い出して虚しくなる

「あたしはさ、誠が誰と何しようがぜっんぜん気にしてないのに周りが勝手に心配するのよ。お節介なのよ。」

「そんなもんさ。周りなんて勝手なもんさ。」

席が畳で掘りごたつのためか
自然と松下との距離も近くなる
膝が触れそうで触れない
微妙な距離感

幸子は松下と一度だけ寝たことがある
しかし二人とも結婚する前のこと
今や松下は三児の父
背中に貫禄も出てきた

「幸子、悪い、二次会行くことなったから金貸してくんね?」

彰が赤い顔で乗り込んでくる
幸子はお金を渋々渡す
彰は若いメンバーと連れ立って行ってしまった

「え、知り合いなの?」

松下が驚いている

「弟なの。誠の。」

松下は焼酎のお湯割りを飲んでいる
いつのまにか店は幸子と松下だけになっていた

「ずっと三原さんのこと見てたでしょ?」

「見るだけタダだし。」

「見るだけにしとけよ。」

「どして?」

「深入りは寄せってこと。」

松下がおちょこに注ぐと幸子が奪う

「おーこらこら」

松下が幸子の手を遮ってお湯割りが机にこぼれる
幸子のトップスにも付いてしまう
松下がハンカチを出して幸子の服を拭く
胸に当たらないように気を使って拭いてくれる

「透けてるよ。水色だね。」

「えっち。」

距離が近い
膝も肩も触れあう
何フレって言うんだろ
触れフレ?
いつでもどこでも触れる距離だが、あえてそれ以上をしないことを、二人とも楽しんでいた

「つまりさ、ステディを作ればいんじゃない?いつまでも1人でいるから心配されるんだよ。」

ステディねえ
幸子はもう、駆け引きも相手を思うことも
懲り懲りだと思った
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