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隠れ湯… 秘湯の女将
第2章 回想
そして、川村さんたちもまた来るからと緑風荘をあとにした…暫く予約がなく、少しユックリ出来るかな……と、思い、源さんと春香さんに、それぞれの仕事が終わったら、休みを取ってもいいわよ……明日の午前中迄だけどお願いね……と、伝えた……
久しぶりに、自分の時間が持てるわ……と、楓は思っていたのであった……


しかし、たまに飛び入りの客がくるのだが……1~2人までなら受け入れるが、それ以上は断りの返事をしているのであった……

1人になる時間も、大切に感じている楓であった……


そして、夕方頃お風呂にでも入ろうかなと思っていた頃であった……


すいません、すいません~

と、誰かきたようであった……

ハ~イ、と 玄関に行った……

一瞬、体が固まった……
男女の二人連れであった……


男性の方は、顔見知りであった……


石山 純一 、大学時代に同じ旅サークルに所属していた……
その仲間は、旅行好きの人たちが集まり、全国いろんな所へお金を掛けず旅する事を目的としていた……

石山とは、学生時代、体の関係があり…石山が、楓に熱をあげていたようであった……

楓は、ただ快楽を満たしてくれる相手としか思っていなかった……

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