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おはようのキスからおやすみのキスまで
第1章 朝
薄い生地のトップスに、硬くしこった乳首が擦れて甘い疼きをもたらす。ジンジンと痺れて止まない両胸の突起を、伊吹は爪先で軽く引っ掻いた。
「あっ…ン……ッ!」
乳首の先から一気に淫悦が溢れ出す。強い快感に渚はあられもない声を上げた。服越しに先端を幾度も責め立てられて、彼女の身体がぴくぴくと懊悩する。お腹の底からせり上がってくる感覚から逃れたくて身をよじっても、当然見逃してくれる彼氏様ではない。
「逃げんなよ」
「に、にげてない」
「いま逃げようとしただろ」
「して、ない」
「あ、そう。じゃあハイ、これ」
浅い呼吸を繰り返す渚に手渡されたのは、さっきまで彼女が遊んでいたゲーム機だった。
「ほら、続きやれば。別にいーよ、俺のことは気にしなくても」
「……いじわる」
「意地悪は渚の方じゃん。俺のこと無視してゲームばっかしてさ」
「だって伊吹起きてくれないんだもん」
「起きた後も渚はゲームに夢中だったけどな」
まるで渚が悪いと言わんばかりの言い草にむっとする。そもそも恋人の渚を放置して昼近くまで惰眠を貪っていたのは伊吹の方だ。ゲーム自体、彼が起きるまでの間の暇潰しに過ぎない。その本人が起きてからもゲームを続行していた件については悪かったと思うけれど、本当はキリのいいところで止めるつもりではいた。……というのが渚の主張だ。
渚は所謂ゲームオタクという奴なのだが、伊吹と一緒にいる間はゲーム機に触れないようにしてる。それは伊吹も知っているはずなのに、こんな時ばかり一方的に責められるなんて理不尽もいいところだ。さすがに黙っていられないと渚が口を開きかけた直後、狙いすましたように伊吹の手が服の中に侵入してきた。
驚きで発しようとしていた言葉を飲み込む。直に触れられた乳房を丸く捏ね回されて、渚の口からうっとりとした吐息が漏れた。
「ん……っ」
「俺も勝手にちょっかい出させてもらうから。俺が何しても渚は無視していいから」
「………」
「無視できるなら、な」
「あっ…ン……ッ!」
乳首の先から一気に淫悦が溢れ出す。強い快感に渚はあられもない声を上げた。服越しに先端を幾度も責め立てられて、彼女の身体がぴくぴくと懊悩する。お腹の底からせり上がってくる感覚から逃れたくて身をよじっても、当然見逃してくれる彼氏様ではない。
「逃げんなよ」
「に、にげてない」
「いま逃げようとしただろ」
「して、ない」
「あ、そう。じゃあハイ、これ」
浅い呼吸を繰り返す渚に手渡されたのは、さっきまで彼女が遊んでいたゲーム機だった。
「ほら、続きやれば。別にいーよ、俺のことは気にしなくても」
「……いじわる」
「意地悪は渚の方じゃん。俺のこと無視してゲームばっかしてさ」
「だって伊吹起きてくれないんだもん」
「起きた後も渚はゲームに夢中だったけどな」
まるで渚が悪いと言わんばかりの言い草にむっとする。そもそも恋人の渚を放置して昼近くまで惰眠を貪っていたのは伊吹の方だ。ゲーム自体、彼が起きるまでの間の暇潰しに過ぎない。その本人が起きてからもゲームを続行していた件については悪かったと思うけれど、本当はキリのいいところで止めるつもりではいた。……というのが渚の主張だ。
渚は所謂ゲームオタクという奴なのだが、伊吹と一緒にいる間はゲーム機に触れないようにしてる。それは伊吹も知っているはずなのに、こんな時ばかり一方的に責められるなんて理不尽もいいところだ。さすがに黙っていられないと渚が口を開きかけた直後、狙いすましたように伊吹の手が服の中に侵入してきた。
驚きで発しようとしていた言葉を飲み込む。直に触れられた乳房を丸く捏ね回されて、渚の口からうっとりとした吐息が漏れた。
「ん……っ」
「俺も勝手にちょっかい出させてもらうから。俺が何しても渚は無視していいから」
「………」
「無視できるなら、な」