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夢魔の半生
第4章 スレイブの巣
 大通りから一本中に入りいりくんだ細い路地を右へ左へクネクネまわりホテル街でも最奥に位置する大きな建物に到着する。タクシーはスロープを下り地下駐車場に入るとエレベーターホールの前で止まる。
 三咲に礼を言ってタクシーを降り未だに意識を取り戻さない一美を抱き上げてエレベーターに乗り込む。
 普通ならホテルマンに入店を拒否されるシチュエーションだがここではスルーされる。
 SMホテル、スレイブの巣。
 有りとあらゆる特殊性癖所持者の為の楽園だ。
 普段なら愛奴を裸で散歩させてるご主人様達に廊下でバッタリ会ったりするのだが今日は時間が早かったせいか誰にも見られずに部屋に入れた。数ある部屋の中から選んだのは公園の遊具をモチーフにした部屋だ。
 ガラス張りの風呂、キングサイズのベッド、数台のカメラと巨大なモニターテレビ。ある意味ラブホテルお約束の設備の他に目を引くのは総合遊具というのだろうか?小ぶりながら滑り台、ジャングルジム、ブランコが一つになった物がデンと鎮座している。
 まあ、遊具と言ってもSMホテルだ。ジャングルジムには手枷足枷。ブランコにバイブレータが仕込んである。
 今日はこれらを使う事があるのだろうか?
 苦笑いしながら一美をベッドに寝かせると苦労して着せた服をもう一度剥ぎ取る。
 シャツを脱がし、スカートを下ろした時点で失敗に気づく。しまった。ショーツ履かせ忘れていた。
 愛液でグッショリと濡れていた小さな布は脱がすと同時に適当にポイと投げ捨てたんだった。
 予想外の一美の失禁に思っていた以上に動揺していたみたいだ。
 ま、べつにノーパンで帰しても問題ないだろう。
 勝手に結論付けて俺自身も再び全裸になりサイドボードの引き出しに手を伸ばし小さなガラス瓶を取り出す。
 このSMホテル、スレイブの巣は俺の常宿だ。何処にどんな備品があるかは熟知している。
 気付け薬の蓋を取り瓶を一美の鼻腔にあてがう。オシッコとは比べ物にならない濃いアンモニア臭気に脳天を殴られて意識を取り戻したの一美は暫くぼんやりしていたが徐々に目に光を取り戻す。
 「小父さん。」
 自分が噴き上げる性欲に酔しれ快感に支配され狂態を曝した事を思い出したのか顔を真っ赤にしてうつむき俺の目から視線を切ろうとするがその動きは中途半端に終わってしまう。
 

 
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