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夢魔の半生
第4章 スレイブの巣
 俯いた先には天を衝き聳り立つ人類最大級の肉棒が獣臭を放って待ち構えていた。
 プレハブに居た時も見た筈だがディープキスされたり手マンされたりと絶え間なく襲ってくる快楽に翻弄され俺が全裸だった事すら認識出来てなかったようだ。
 黒光りした棹に絡み付くように浮かび上がる幾本もの太い血管はまるで剣に巻き付く龍のようだ。この先には雁首を立派に張り出した暗紫色の亀頭。真ん中に縦に割けた鈴口を頂く様子は爬虫類の眼のようだ。
 蛇に睨まれた蛙とはよく言ったもので今の一美は凶悪な邪龍の前に立たされた様に動けなくなる。
 尻穴に力を込めてやると手も触れてないのに肉棒がグワンと揺れる。
 ゴクリ
 一美の喉が音を立てて動く。
 「どうした。男の裸見るのは初めてか?」
 尋ねてみたが初めてのわけがない。
 保育園では男の子と裸で水遊びくらいしたろうし、なにより父親と風呂に入った事くらいあるだろう。
 「どうだ?お風呂で見たパパのと小父さんの。どっちが大きい?」
 「・・・お、小父さんの。」
 「ん?小父さんの何がどうだって?」
 「小父さんのオチンチンの方がパパのより大きいです。」
 獣臭を深く吸いながら答える一美は自分が今父親が俺より雄として肉体的に劣っていると宣言した事に気づいていない。
 「知ってるか?人間の男はチンポが太くて固くて長く大きい方が強くて偉くて女の人を幸せに出来るんだ。」
 無論大嘘八百。巨根持ちの勝手な妄想でしかないのだが見覚えのある物と桁違いに巨大な物を間近で見せつけられたショックで思考の止まった脳には俺の言葉がスーッと染み込んでいく。
 「握ってみろ!」
 獣臭による催淫フェロモンの効果もあるだろうが雌として自分より遥かに強い雄から発せられた命令に身体が本能的に従う。
 おずおずと延びてきた小さな両手が棹を包み込むようにそっと触れる。どす黒いチンポに触れる白く幼い子供の手。ゾクゾクする光景に我慢出来なくなって両手で一美の手をチンポに押し当て固定する。
 「熱い!」
 焦らしに焦らされマグマの様に滾った獣欲がそのまま具現化したようにチンポは熱く固く、そして普段以上に膨張していた。
 「判るか?これがチンポだ!」
 「チンポ。」
 「お前のパパのフニャフニャヘロヘロのはガキのと同じオチンチンだが、俺のは全ての女を幸せにする偉大なチンポだ!」
 
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