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夢魔の半生
第5章 電車
 あまりの息苦しさになんとかチンポを吐き出そうとするがそんな勝手を許す筈がない。
 この俺を手玉に取ろうなどと大それた事をした酬いだ。生粋のサディストを嘗めた対価は高くつくぞ。
 「グゥベギィボエ」
 と奇妙な声を上げる口に腰を押し込む度に鞴の様に激しく酸素を求めて喘ぐ鼻息が陰毛を擽る。
 まあ、このままやり続けて窒息死されても困るので適当なところで口から肉棒を引き抜く。
 久し振りに外気に晒された亀頭を見上げる様にポッチャリさんは床に崩れ落ちた。
 さて、次はどれと遊ぼうかと周りを見渡しているとガクンと車体が揺れて速度が落ちていく。
 「次は△△。□□線✕✕線☆☆線は乗り換えです。」
 耳障りな発音の車内アナウンスに舌打ちし肉棒をしまう。まだまだ欲求不満だが仕方がない。下車する流れに乗って降りてこの駅周辺の不動産屋をあたるとするか。
 電車がホームに入りブレーキ音を響かせながら減速し停車する。
 プシュー。空気が抜ける様な音がしてドアが開く。よし、降りるか。
 ?脚を動かそうとするが身動き出来ない。ここはオフィス街で常なら半数以上の乗客が降りる筈なのだが誰も降りる気配がない。誰も彼も血走った眼で俺を見ながら肩で荒い息ををつきながら自身の胸や股間に手をやっている。
 仕方がないな。全員はむりだがもう2、3駅分で可愛がれるだけ可愛がってやるか。
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