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夢魔の半生
第8章 単身赴任先
 あれから真実子のセックスは休みなく朝まで続いた。
 絶頂を迎えて失神する度に気付け代わりにきついピストンを加え朦朧としている意識を覚醒させる為に尻をはたく。正気を取り戻したら暫くの間誉め甘えさせる。そして気分が乗ってきたらまた激しいセックス。真実子が二度失神するのに一回程のペースで射精したお陰で朝日が昇る頃には流石の俺も残弾が尽きて煙すら出なくなった。
 並んでホテルを出た時には三年ぶりの性交で眠っていた女性ホルモンが活性化したのか真実子の肌の張りがよくなり艶っぽさは4割り増しに上がっている。対して俺は電車内でのハーレム痴漢プレイから立て続けの射精のせいで肌はカサカサ。目は落ち込みまるでゾンビのようだ。
 真実子が左腕に抱き付き大きく広げた胸元を押し付け掌を短く手繰り上げたスカートのから伸びる太股を触るように仕掛けてくるが恥ずかしながらそんな元気は残っていない。
 睾丸が空なら胃袋も空っぽだ。夕方からエンドレスでやり続けること10時間強。食事は昼、定食屋でとったきりだらか半日程取ってない。
 何はともあれ栄養補給だ!腹拵えだ!
 駅そばの24時間営業のファミレスに入ると若い女性店員が窓際の6人掛けのテーブルに案内してくれた。
 向かい合わせに座る・・・つもりだったのに真実子は腕を掴んだまま俺の隣にピタリと身体をくっつけて座る。
 どう好意的に解釈してもホテル帰りで性交の余韻に酔ってるバカップルにしか見えないのだろう。マニュアル通りの接客文句を並べるウエイトレスの視線が冷たい。
 まあ、朝っぱらからブラウスのボタンを二つも外して双丘を露呈し、股下15㎝のスカートから伸びた素足を男の太股に絡めているような露出狂痴女をみて微笑ましく思う年頃の女性は少ないだろう。しかも服の端々から覗いている肌には無数のキスマークや歯形が浮かんでいる。
 気持ちは判る。よ~く判るが客に対してそういう態度を取られると揶揄いたくなるのが人情だ。
 ドリンクバーの説明を聞き流しながらメニューに目を落としつつブラウスの襟の中に手を入れ直にノーブラの胸を揉む。
 「アアァン」
 こんな所で、と軽く睨みながら真実子の手がズボンの上から萎えたままでも充分大きい肉棒を擦る。
 「ご、ご注文がきまりましたらお知らせください。」
 
 
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