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訪問 保育士Natsu
第7章 ケー君ママは女へ
「こういうものはご覧になったのは初めてのようですね」とママさんの目の前に差し出した。

 後ずさりをしたが後ろが壁であったママさんは両手をだして抑えようとした。

 が男はそのままスイッチを入れた。

 ブーンと音がして明らかに丸い部分が揺れている。

 それを見開いた眼で見詰めるママさん。

 男はにっこりと笑って、
「大丈夫ですよ。乱暴したりしませんから奥様ご安心ください」と言ってじっとママさんを見て、

「まあ、女の方の夜の楽しみを増す物をご紹介しています。いわば、お試しをいだだくことでご利用をお勧めしています」

「い、いい。いいです。いいですから~」

 ぶーん、ぶーんと音がする。

「まは、ちょっと試されると夏江さん同じになるのですがね」と言ってスイッチを切った。

「な、Natsuさんもお試しをされたので、ですかー」

「えー、始めは随分と吃驚されましたが今ではすっかりお気に入りのご様子ですが」

「そ、それは本当ですか・・・」

「それで今ではあちこちご紹介をして頂いていましてね。皆さんに感謝されています」

「それで、喜ばれて感謝されるのですか」

「感度が良くなったそうですよ」と言って片目を瞑った男。

「そ、それはおいくらですか」

「一万円ですが、お試ししてからお気に召したら頂戴しています」

「結構するのですね」

「そうですか、お試しといっしょでご利用方法もサービスになっております」

「ご利用方法がサービスなの。聞いて止めてもいいのですか」
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