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訪問 保育士Natsu
第8章 Mayuさんの体験

 殺風景な事務所には黒ずくめの男が愛想を振り撒いて出迎えて、

「何事も体験ですよ。少しも心配なことはありませんから、内は働くママさんを応援してますからね。

 半分以上がママさんで夕方には皆上がりますからね」と向かいに座るように促した。


 足を斜めにして膝を揃えて座ったがMayuさんが太腿がべったと平たくなってるのを見て姿勢から直さないと思ったがその場では何も言わなかった。

「そうですか、宜しくお願いします」と真弓は頭を下げた。
 
 その時胸の飾りが揺れてキャミソールを内側から叩いた。
 相手した黒ずくめの男はそれを見逃さなかった。

 そして、「お店の名前は何にしますか。ご希望はありますか、源氏名」

「名前ですか。・・・まゆ・mi、いやMayuがいいですが」

「そうですか。良いと思いますよ。Mayuさん、23才でお願いします」

「に、二十三ですか。え、大丈夫でしょうか・・・」

「まあ、全然大丈夫でそのように仕上げましょう。

 ホントは21才が良いのですがね」と片目を瞑った。
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