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ノーサイドなんて知らない
第10章 幸せな時間
その日のうちに、熊野さんと私はzoomで連絡を取ってみた。

健(たける)さんの話を伝えると、
熊野さんのお兄様もお義姉様も涙ぐみながら、
「健(たける)さん、本当に優しく育ってる!」と言ってくれた。

「一緒に話をした方が良いんじゃないかな?」と、
熊野さんが言って、
健(たける)さんも書斎に呼んで、
一緒に画面に向かった。


お兄様達は、
学校については現地の医者仲間に訊いてみてくれると言っていた。

「もしかしたら、義務教育までは日本が良いかもよ。
あるいは、日本でアメリカンスクール。
語学力も充分つけて、
それと、学力も先まで進めた状態で、
こっちのハイスクールからアメリカ生活した方が良いかもよ。
身体も小さいと、何かと大変だから」とお義姉様が淡々と説明する。


「薫くらい、態度も身体もデカいと良いんだけど、
健(たける)くんはちょっと線が細くて、
優しそうだからね…」と、
お兄様も言う。


「とにかく、まずは、
学力、体力、語学力をつけておいてね?
夏休みにこっちに来て、
具体的なこと、相談しましょうね?
そっちのアメリカンスクールも、レベル高そうな処、
あたりをつけておいてね」とお義姉様が締め括った。




「取り敢えず、練習ってことで、
夏休み、長めにあっちに滞在したらどうかしら?
パパはお仕事あるけど、
子供達は夏休み長いから、
私、一緒に」


「え?
俺、淋しいんだけど?」

「あら!
薫さんと離れ離れは私も淋しいわ?
じゃあ、健(たける)さんだけ、
長めにステイするとかは?
まだ、先のことだから、ゆっくり考えましょうね?」と言って、
その話は一度終わった。
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