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ノーサイドなんて知らない
第4章 あちこちに波及するけど、大丈夫かな?
暑がりの熊野さんは、
本当にパンツ一丁で、
お布団も蹴飛ばして私を腕枕して眠っていた。
明け方、少し寒くなって、
ブルっと震えて目が覚めると、
私を引き寄せて抱き締めてくれる。
寝顔は…クマさんみたい。
目を開けた顔を、やっぱり思い出すことは出来ないけど、
私は安心した気持ちで包まれてまた、眠りについた。
外が明るくなってきて、また、目が覚めてしまうと、
もう眠れそうになくて、
どうしようかなと思いながら熊野さんの顔を見ていた。
「ん…?
茉莉(めあり)、どうしたの?
寒い?」と言いながら、
蹴飛ばした掛け布団を引っ張り上げて、
フワリと私に掛けてくれる。
「目が覚めちゃった」と言うと、
「じゃあ、初めましてのおはようのキス、
しようかな?」と言って、
眠たそうな目を開けて、
キスをしてくれる。
「朝ご飯は、パンですよ?
寝る前に予約しておいたから、
もうちょっとしたら、焼き上がるはず」
「朝ご飯の前に、
茉莉(めあり)を食べたいな…」と言いながら、
耳朶にキスをされると、
くすぐったくて笑ってしまう。
「ご飯食べたら、
買い物行こうか?」
「食材買わないと、
冷蔵庫、空っぽです」
「食材もだけど、
指輪、買いに行きたいな?
ほら、彼女だって宣言したから、
指輪、プレゼントしたいんだよね?」
「えっ?」
「なんなら、お揃いの指輪、
嵌めたいくらいだよ?」
「試合の時に、金属の指輪つけてて、
怪我したりしないの?」
「そうだな。
でも、それ以外の時はずっと、
嵌めていたいな」
「だったら、薫さんの指輪は、
私がプレゼントしないと…」
「ペアの指輪か。
なんかさ、結婚指輪みたいだな」
「えっ?」
「俺、それでも良いな。
遠回りしたくないし、
誰かに盗られたくないもん」
「私なんて…」
「茉莉(めあり)は、俺にとって、
一目惚れで、
誰にも代え難い大切なヒトだよ?
俺も茉莉(めあり)にとって、
そういう存在になりたいな?」と言って、
額にキスをしてくれる。
そしたら、熊野さんのお腹が鳴ったので、
2人で笑ってしまった。
本当にパンツ一丁で、
お布団も蹴飛ばして私を腕枕して眠っていた。
明け方、少し寒くなって、
ブルっと震えて目が覚めると、
私を引き寄せて抱き締めてくれる。
寝顔は…クマさんみたい。
目を開けた顔を、やっぱり思い出すことは出来ないけど、
私は安心した気持ちで包まれてまた、眠りについた。
外が明るくなってきて、また、目が覚めてしまうと、
もう眠れそうになくて、
どうしようかなと思いながら熊野さんの顔を見ていた。
「ん…?
茉莉(めあり)、どうしたの?
寒い?」と言いながら、
蹴飛ばした掛け布団を引っ張り上げて、
フワリと私に掛けてくれる。
「目が覚めちゃった」と言うと、
「じゃあ、初めましてのおはようのキス、
しようかな?」と言って、
眠たそうな目を開けて、
キスをしてくれる。
「朝ご飯は、パンですよ?
寝る前に予約しておいたから、
もうちょっとしたら、焼き上がるはず」
「朝ご飯の前に、
茉莉(めあり)を食べたいな…」と言いながら、
耳朶にキスをされると、
くすぐったくて笑ってしまう。
「ご飯食べたら、
買い物行こうか?」
「食材買わないと、
冷蔵庫、空っぽです」
「食材もだけど、
指輪、買いに行きたいな?
ほら、彼女だって宣言したから、
指輪、プレゼントしたいんだよね?」
「えっ?」
「なんなら、お揃いの指輪、
嵌めたいくらいだよ?」
「試合の時に、金属の指輪つけてて、
怪我したりしないの?」
「そうだな。
でも、それ以外の時はずっと、
嵌めていたいな」
「だったら、薫さんの指輪は、
私がプレゼントしないと…」
「ペアの指輪か。
なんかさ、結婚指輪みたいだな」
「えっ?」
「俺、それでも良いな。
遠回りしたくないし、
誰かに盗られたくないもん」
「私なんて…」
「茉莉(めあり)は、俺にとって、
一目惚れで、
誰にも代え難い大切なヒトだよ?
俺も茉莉(めあり)にとって、
そういう存在になりたいな?」と言って、
額にキスをしてくれる。
そしたら、熊野さんのお腹が鳴ったので、
2人で笑ってしまった。