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ノーサイドなんて知らない
第4章 あちこちに波及するけど、大丈夫かな?
朝食をのんびり食べてから、
「着替えてくるね?」と言って、
前日着ていたスーツと荷物を手に下に降りていった。
昨夜お洗濯したものは乾いていて、
大きいワイシャツだけ、アイロンを掛けておいた。
暫くすると、
紺ブレにグレーのグレンチェックのスラックス姿で戻ってきた。
「なんか…ちゃんとした服なんですね?」と言って、
私も紺色のワンピースに着替えて、
車で横浜の百貨店に行って、
指輪を見ることにした。
「コテコテのど定番のヤツ、送りたいな」と言って、
カルティエに連れて行かれて、
「ラブリングか三連が良いな。
チームの先輩とかが彼女さんに渡してて、
かなり憧れてた。
茉莉(めあり)はどっちが似合うかな?」と言って、
いくつか試着させられて、
オーソドックスな三連の一番華奢なモノに決めた。
「薫さんは手が大きいから、
一番太いものが似合いますね?」と言って、
私からそれはプレゼントさせてねと言うと、
「ダメだよ。
そしたら、そっちの方が高いから!」と、
私のは真ん中の太さでダイヤモンドが嵌め込んであるタイプのに落ち着いた。
機械彫りなら急ぎで刻印を入れてくれるということで、
今日の日付と2人のイニシャルを入れて貰った。
その後、
薔薇を専門に取り扱っている1階のお花屋さんで、
真っ赤な薔薇をありったけ、買ってくれる。
そして、そのまま車で高台の公園まで連れて行ってくれて、
海が見える処で、跪いてプロポーズしてくれた。
「まだ出会って1週間だけど、
俺と結婚してください。
えっ?
気が早いかな?
じゃあ、俺の彼女になってください。
俺の顔、忘れても気にしない。
毎日、出会って、
毎日、プロポーズするよ?
YESって言ってくれないと、
俺、死んじゃう」と真剣な顔で言うので、
私は、「宜しくお願いします」と頭を下げて、
左手の薬指に真新しいリングを嵌めて貰った。
そして、私もそっと熊野さんの左手の薬指に、
大振りな指輪を嵌めた。
「はぁ。
良かった。
断られたらどうしようと思った」と言って、
そっと頬にキスをする。
そして、のんびり手を繋いで歩いて駐車場に戻って、
もう一度キスをしてから、家に向かう。
「両親に紹介させてくれる?」と言われて、
驚いてしまった。
「えっ?
私なんか…」
「彼女出来たからって、
紹介したいんだ」
「着替えてくるね?」と言って、
前日着ていたスーツと荷物を手に下に降りていった。
昨夜お洗濯したものは乾いていて、
大きいワイシャツだけ、アイロンを掛けておいた。
暫くすると、
紺ブレにグレーのグレンチェックのスラックス姿で戻ってきた。
「なんか…ちゃんとした服なんですね?」と言って、
私も紺色のワンピースに着替えて、
車で横浜の百貨店に行って、
指輪を見ることにした。
「コテコテのど定番のヤツ、送りたいな」と言って、
カルティエに連れて行かれて、
「ラブリングか三連が良いな。
チームの先輩とかが彼女さんに渡してて、
かなり憧れてた。
茉莉(めあり)はどっちが似合うかな?」と言って、
いくつか試着させられて、
オーソドックスな三連の一番華奢なモノに決めた。
「薫さんは手が大きいから、
一番太いものが似合いますね?」と言って、
私からそれはプレゼントさせてねと言うと、
「ダメだよ。
そしたら、そっちの方が高いから!」と、
私のは真ん中の太さでダイヤモンドが嵌め込んであるタイプのに落ち着いた。
機械彫りなら急ぎで刻印を入れてくれるということで、
今日の日付と2人のイニシャルを入れて貰った。
その後、
薔薇を専門に取り扱っている1階のお花屋さんで、
真っ赤な薔薇をありったけ、買ってくれる。
そして、そのまま車で高台の公園まで連れて行ってくれて、
海が見える処で、跪いてプロポーズしてくれた。
「まだ出会って1週間だけど、
俺と結婚してください。
えっ?
気が早いかな?
じゃあ、俺の彼女になってください。
俺の顔、忘れても気にしない。
毎日、出会って、
毎日、プロポーズするよ?
YESって言ってくれないと、
俺、死んじゃう」と真剣な顔で言うので、
私は、「宜しくお願いします」と頭を下げて、
左手の薬指に真新しいリングを嵌めて貰った。
そして、私もそっと熊野さんの左手の薬指に、
大振りな指輪を嵌めた。
「はぁ。
良かった。
断られたらどうしようと思った」と言って、
そっと頬にキスをする。
そして、のんびり手を繋いで歩いて駐車場に戻って、
もう一度キスをしてから、家に向かう。
「両親に紹介させてくれる?」と言われて、
驚いてしまった。
「えっ?
私なんか…」
「彼女出来たからって、
紹介したいんだ」