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第5章 蜂蜜みたいに甘い夜

「こんなパジャマ姿じゃ、
全然セクシーでもないし、可愛くもなくて…」

「いや、充分可愛いし、
ボタン一つ一つ外すの、
興奮するよ？」と言って、
抱き上げてキスしてくれると、
ベッドに横たえてカーディガンを脱がせる。


「本当に良いの？
最後までするよ。
途中で止まる自信、ないから」と言うので、
私は瞳を閉じて、
自分からキスをした。


「茉莉（めあり）の唇、
柔らかくて甘い。
舌、出して？
絡めてみて？」と言いながら、
私のことを食べてしまうみたいなキスをする。

頬にも鼻にも額にも瞼にもキスの雨を降らせてから、
耳もたっぷり舐めて、吸って、軽く噛むと、
舌先を中に入れて舐める。


首筋に舌を這わせて鎖骨を舐めて、
大きな手の平で胸を揉む。

ボタンを外していくと、
直接舐めて吸ったり、
先端を転がすようにしては甘噛みすると、
身体が思わず反り返ってしまう。


脇の下を舐められるとくすぐったさで身体を捩ってしまう。
そのまま、腕から指先まで舐められると、
くすぐったさより不思議な気持ちの良さを感じる。


脇腹も舐められて、
お臍も舐められる。

上をするりと脱がせて、
そのまま、ズボンとショーツを脱がされる。

熊野さんも一気に脱いだ。


大きな手の平が、太腿の内側をそっと撫でていく。

「力、抜いて？
絶対に痛いことはしないから…」と言って、
何度も手の平が太腿を撫でていく。

そして、脚をゆっくり舐めていって、
脚の指を一本ずつ口に含む。

「あっ…」

恥ずかしさと不思議な気持ち良さで、
震えてしまう。


熊野さんの硬いモノが私に当たる。

手を伸ばしてそっと触れてみると、
熱くて硬くなっている。

握ってみようとしたけど、
私の小さな手では、
上手く握ることが出来ない。



「ダメ。
触ると暴発しそうだから…」と腰を引くようにして、
私の手を握ると、
絡めるように繋いでくれる。


太腿の内側から舌を上へと動かしていくと、
両脚の間の脚の付け根のあたりをそっと舐める。



「茉莉（めあり）、自分で触ったりする？」と訊かれて、
首を横に振ると、
「ほら、ここ。
ぷっくりとしてるけど、小さいな」と言って、
花芽を指で剥くようにして、
舌先で舐める。


熱くてザラついた舌先で舐められただけで、
痺れたように身体が跳ねてしまいそうになる。