この作品は18歳未満閲覧禁止です
![](/image/skin/separater1.gif)
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ノーサイドなんて知らない
第5章 蜂蜜みたいに甘い夜
![](/image/mobi/1px_nocolor.gif)
朝、早く起きるのはそんなに苦ではないし、
いつも目が覚めていたけど、
起きようとする私をいつも熊野さんは無意識で抱き寄せて、
そのまま丸まって二度寝しそうになるのが、
少しだけ困ったりはしていた。
そっとその手から抜け出して、
落ちているパジャマを拾って着ると、
キッチンで簡単な朝食の準備をする。
シャワーだけ浴びて部屋着に着替えてから、
お湯を沸かしてアメリカンを淹れて、
熊野さんを起こしに行く。
そんなに寝起きは悪くないけど、
おはようのキスをたくさんしないと、
なかなか起き上がってくれない。
一緒に朝食を取って、
ジャージにダウンコートみたいなのを手に仕事と練習に向かう熊野さんを送り出す。
簡単な掃除をしたり、ゴミ出しをしてから、
翻訳の仕事をする。
3時頃に、食材の買い物に行く日もあった。
1人分だった時より、
どんどん食材が無くなるので、
日曜日だけの買い物では足りなくなってしまうようになった。
そして、土曜日には大抵、試合に行くようにもなった。
遠征の時は、私は当日入りして、
帰りは一緒に合わせるようにしていた。
今季で引退という話も、既にチームの方にはお話しているそうで、
「まだまだやれるのに?」と、
チームメイトの方には言われているようだった。
相変わらず、子供用のラグビーの本を読みながら、
真剣にゲームを観るようになって、
少しずつルールを理解しようとはしていたけど、
やっぱり難しいのと、
激しいプレイが多いので、
毎回、涙目になりながら観戦していた。
チームの方は気さくに話し掛けてはくださるけど、
勿論、顔を覚えることは出来なくて、
声や仕草で判断するようにしていた。
一番親しくさせていただいていたのが、
キャプテンをされているという早川さんで、
奥様も時々、試合にいらっしゃるのでご一緒させていただくこともあった。
元モデルさんだという奥様は、
ご主人様より長身で、
物凄く素敵な方だったけど、
勿論、私は顔を覚えることが出来なかった。
でも、そこまでスタイルが良い女性は滅多に居ないし、
声にも特徴があったので、
判断するのは簡単だったりした。
いつも目が覚めていたけど、
起きようとする私をいつも熊野さんは無意識で抱き寄せて、
そのまま丸まって二度寝しそうになるのが、
少しだけ困ったりはしていた。
そっとその手から抜け出して、
落ちているパジャマを拾って着ると、
キッチンで簡単な朝食の準備をする。
シャワーだけ浴びて部屋着に着替えてから、
お湯を沸かしてアメリカンを淹れて、
熊野さんを起こしに行く。
そんなに寝起きは悪くないけど、
おはようのキスをたくさんしないと、
なかなか起き上がってくれない。
一緒に朝食を取って、
ジャージにダウンコートみたいなのを手に仕事と練習に向かう熊野さんを送り出す。
簡単な掃除をしたり、ゴミ出しをしてから、
翻訳の仕事をする。
3時頃に、食材の買い物に行く日もあった。
1人分だった時より、
どんどん食材が無くなるので、
日曜日だけの買い物では足りなくなってしまうようになった。
そして、土曜日には大抵、試合に行くようにもなった。
遠征の時は、私は当日入りして、
帰りは一緒に合わせるようにしていた。
今季で引退という話も、既にチームの方にはお話しているそうで、
「まだまだやれるのに?」と、
チームメイトの方には言われているようだった。
相変わらず、子供用のラグビーの本を読みながら、
真剣にゲームを観るようになって、
少しずつルールを理解しようとはしていたけど、
やっぱり難しいのと、
激しいプレイが多いので、
毎回、涙目になりながら観戦していた。
チームの方は気さくに話し掛けてはくださるけど、
勿論、顔を覚えることは出来なくて、
声や仕草で判断するようにしていた。
一番親しくさせていただいていたのが、
キャプテンをされているという早川さんで、
奥様も時々、試合にいらっしゃるのでご一緒させていただくこともあった。
元モデルさんだという奥様は、
ご主人様より長身で、
物凄く素敵な方だったけど、
勿論、私は顔を覚えることが出来なかった。
でも、そこまでスタイルが良い女性は滅多に居ないし、
声にも特徴があったので、
判断するのは簡単だったりした。
![](/image/skin/separater1.gif)
![](/image/skin/separater1.gif)