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ノーサイドなんて知らない
第5章 蜂蜜みたいに甘い夜
「あっ…んっ…
薫さん、そこ…ダメ…」


熊野さんは、私の身体中にキスをして、舐めては、
私を翻弄してしまう。


ナカに沈めて、深い処まで突いたりされると、
何度も気絶しそうになっては、
ハッとさせられるけど、
「ダメになるのはこっちだよ。
もう、ダメ。
気持ち良過ぎてもたない」と言って、
安全な日には私のナカにたっぷり注いでくれた。


私も少しずつ、痛みはなくなり、
安心感と気持ち良さだけになっていた。



日曜日の午前中は、
私の母校の中にある教会に通うのも習慣になっていた。

そこで結婚式をしてもらう為に、
2人で通う神父様からのお話を聴く。

その帰りには、
のんびりと結婚式の準備をして、
食材を2人で買って帰る。


熊野さんだけ、走りに出て、
その間に私は常備菜を作ったり、
パンを焼いたりしていた。



相変わらず、
ラグビーのルールは難しかったけど、
辛抱強く熊野さんが教えてくれる。

丸くないボールのコントロール、
どんな投げ方をするとどういう軌跡になるか、
そんなことも少しだけ理解してきていた。


チームの調子はとても良くて、
リーグ優勝することが出来た。


最終戦の後、
何度も何度も抱かれて、
そのまま泥のように眠ると、
また新しい朝になって、
初めましてのような気持ちでおはようのキスをして、
1日が始まった。


この日は、チームで記者会見があると言っていた。
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