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芦屋洋館秘話 ハウスメイドの献身ご奉仕
第2章  ハウスメイド 涼子

 まどろみの時間が過ぎ、陽一が挿入を解くと、涼子はその男根を口に含んで清め、陽一に背を向けて隠すように、脱ぎ落としたスリップを折りたたんで、秘部と口元に残る白濁の液をぬぐってから振り返った。 「ご主人様、私はこのような朝の過ごしかたが続くと嬉しいのですが、今日は午後からご出社とのことですので、これで下がってよろしいでしょうか。」

 陽一は、昨夜の張り詰めていた気持ちがすっかり楽になったのか、おどけた口調で「はいはい、お引き取り下さい。ご馳走のおかわりはまた今度に。」と明るく笑い、 「その前に、今日の服を揃えておいてくれませんか。自分で着替えて、11時には下でブランチしてから出社するから。」 と続けた。

 涼子は 「かしこまりました。」 と短く返事をして、静かにベッドを降り洗面所に向かった。洗面台には、いつのまにか、昨夜脱いだシャツ、スカートがクリーニング済みのものと置き換わっていた。昨夜、涼子が一度自室に戻って仕度をしないまま、ご主人様の寝室で朝遅くまで過ごしているのを察した有香が、廊下から直接通じるドアをそっと開けて届けてくれたものに違いなかった。キャビネットの引き出しから化粧品と下着を取り出すと、簡単に化粧と身支度をすませ、クローゼットからダンヒルの生成りリネンのサマースーツとブラウンのベルト、靴、それに薄青ストライプのボタンダウンのコットンシャツを手早く取り出し、寝室に戻った。

「ご主人様、このスーツでよろしいですか。今日のご予定ですと、ノーネクタイでよろしいかと。」

「涼子さんのコーディネートはいつも素晴らしいね。有り難う。」

「それでは食堂でお待ちしております。・・・ あの、昨夜からのこと、本当にに有り難う存じます。」

 陽一は、にこやかな微笑を返した。

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