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芦屋洋館秘話 ハウスメイドの献身ご奉仕
第2章  ハウスメイド 涼子

 (回想シーン1)
 ・・・有香が初めてご主人様の寝室にご奉仕に入ることになり、不安で体が震えている様子を見かねて、私自身の経験を話したことがあった。 「ご主人様は優しい方で、私の時は、最初は手をつないで添い寝をするだけだったの。その後、自然な流れで抱いて下さったのよ。きっとあなたのことも大事にしてくれるから。」 と落ち着かせ、寝室の前まで肩を抱いて一緒に歩いたのだった。

 ・・・昨夜、ご主人様は寝室に入った私に、いきなり 「あなたを初めて抱いた時のことを思い出した。」 と言って下さった。そして眠りに入る前の最後に 「久しぶりに手をつないで寝よう。」 とも。そう、私の初めての寝室でのご奉仕は、ご主人様と手をつなぐことから始まったのだった。

 (回想シーン2)
 ・・・高校3年生の秋から覚悟はできていた。院長室で青山家の使用人という百合子さんを紹介され、驚くお話を伺ったのだった。青山家を代々の当主が継いでいくための<しきたり>のこと。新しく当主になる陽一様のお世話をするハウスメイドとして、高校を卒業したら私を欲しいということ。そして、それは陽一様のお子を産むということだという。
 
 陽一様は愛育院育ちとのことで、クリスマス会などで優しいお兄さんとして接してくれた10歳ほども年上のあの人のことだろうと思い当たった。あの人がサンタに扮して手渡してくれた熊のぬいぐるみは、高校生になってもベッドで一緒にいた。自分がその人の子を生むということがどのようなことなのか、高校生では現実味がなく想像するのは難しかったが、少なくともその人が私の初体験の相手になるということは理解出来た。

 百合子さんは慈しむように私を見つめながら、 「私自身もこの愛育院を出て青山家のハウスメイドになり、今の当主のお子である陽一様を授かりました。青山家の人たちはもちろん、まわりの使用人の方たちも皆で、生みの親も生まれてくる子も大事にして、優しく見守ってくれますから、心配はいりませんよ。」 と語りかけてくれた。

 2週間一人で悩み抜いて、百合子さんの優しい言葉や、孤児が一人で社会に出ていくという現実の厳しさを考え合わせ、覚悟を決めて院長シスターに 「青山家のお話をよろしくお願いします。」 と返答したのだった。
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