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芦屋洋館秘話 ハウスメイドの献身ご奉仕
第4章  当主後継者 慶一
「夏に話してあったように、慶一君を近々こちらに呼び戻して、数年後には青山家の当主を継がせて社長にと考えているんだけど、本人は僕とあなた、実父母のことは何も知らないからね。シンガポールで目が届かないうちに女性と交際して結婚を考えるようなことになると、青山家の<しきたり>が崩れてしまう。そこで、あなたも知っている石井さんに支店の嘱託として行ってもらって、慶一君の傍でそれとなく見守ってもらっていたんだ。石井さんは定年退職していたんだけど、この家のこともよく知っているから、特別にお願いしたんだよ。」

「私がこちらに参りました頃に、ご主人様の秘書をされてた丸顔の方ですね。いろいろと親身になって助けていただきました。」

「彼からね、<どうも慶一君に交際している女性がいるらしい>と話があってね。とにかく本人に確かめてみようと急に出かけたんだ。そうしたらね、本当にこれがマリア様のお導きかというような、願ったり叶ったりの女性と交際していてね。こちらに呼び戻す時に一緒に来てもらって、青山家の<しきたり>に合わせて、ハウスメイドとして慶一君の世話をしてもらえることになりそうだ。」

「それは嬉しゅうございます。ということは、青山家の<しきたり>のことや、ご主人様と私のことも慶一様にお話しになられたのですね。」

「本当はこちらに呼び戻してから、涼子さんも一緒の機会にと思っていたのだけど、そういう事情だったんでね。僕自身が先代からどう話を聞いたかという経験も含めて、話をしたよ。慶一君は、最初は驚いていたけど、<お話を聞いてからよく考えてみると、青山家の人たちが自分を特別に温かく見守ってくれていたのだと、思い当たることがたくさんある。そして僕や涼子さんに礼を言いたい>と感激していたよ。」

涼子は涙ぐみながら聞いていた。 「それで、慶一様の交際相手というのはどのような方なのでしょうか。」
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