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芦屋洋館秘話 ハウスメイドの献身ご奉仕
第1章 当主 陽一 ~ 青山家の秘密

陽一は、何かを言い出そうとして、もう一度考え込むように沈黙を続けながら、涼子の妖艶な姿を凝視していた。やがて意を決したように立ち上がり、そのふくよかな腰に両手を回して体を密着させ、静かな、しかし長いキスをした。涼子の深い吐息が漏れた。
「夏らしいその色が、涼子さんによく似合うね。こうしていると、あなたを初めて抱いた30年も前のことを、昨日のことのように思い出すよ。」
「長くご奉仕させていただいて、有り難く存じております。それにしても、今日のご主人様は、先ほどから何か感傷的で、少し普段とお違いのようですよ。」
「そうかもしれないなあ。まあ、ベッドでゆっくり話そうか。」
陽一は、ピローを二つ重ねにしてもたれかかり、左肩に涼子の頭を乗せて、左手を腰から胸にそっと這わせた。シルクの滑らかな手触りの下に感じる豊かな弾力の心地よさに、安心したかのように話し始めた。
「夏らしいその色が、涼子さんによく似合うね。こうしていると、あなたを初めて抱いた30年も前のことを、昨日のことのように思い出すよ。」
「長くご奉仕させていただいて、有り難く存じております。それにしても、今日のご主人様は、先ほどから何か感傷的で、少し普段とお違いのようですよ。」
「そうかもしれないなあ。まあ、ベッドでゆっくり話そうか。」
陽一は、ピローを二つ重ねにしてもたれかかり、左肩に涼子の頭を乗せて、左手を腰から胸にそっと這わせた。シルクの滑らかな手触りの下に感じる豊かな弾力の心地よさに、安心したかのように話し始めた。

