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芦屋洋館秘話 ハウスメイドの献身ご奉仕
第4章  当主後継者 慶一

 慶一は目を開いて有香を見つめて言った。 「有り難う。目を閉じていたのは、お疲れということではなくて、子供の頃や、高校生の頃の有香さんの顔を、次々思い出していたんですよ。さっき廊下で有香さんから、初めて<ご主人様>と呼ばれた時にね、愛育院の有香さんとは違う、今日ここにいる有香さんをどう受け止めればいいかと、ちょっと戸惑ったよ。愛育院を出る時に有香さんと話したことはよく覚えているけど、まだ18歳の世間知らずで、大学に進学出来ることになって自分だけ浮かれていたと思うんだ。」 慶一は上体を起こして、更に続けた。

「有香さんが青山家のハウスメイドになって、当主のお世話係りになるという本当の意味も、有香さんがどれほどの覚悟を持って決めたことだったのか、何も知らずに、<進路が決まって良かったね>、なんて気安く言ってしまった自分が恥ずかしくてね。その上に、今度はその当主の元を離れて、僕の世話係になるというのも、これも相当の覚悟が要ったことだろうと思うと、由香さんの強さに比べて、自分はずいぶん甘かったなと。・・・有香さん、僕も負けないように覚悟を決めて、これから有香さんや玲奈ちゃんを大事にしていくつもりだから。<何でもお気兼ねなくお申し付け下さい>というのは、僕の方からも言っておきますよ。」
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