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芦屋洋館秘話 ハウスメイドの献身ご奉仕
第5章  ハウスメイド 志保
            第5章 ハウスメイド 志保

 春の青山家洋館は、桜に囲まれる。庭では、2月下旬の河津桜に始まり、多くの種類の桜が4月半ばまで次々と開花するのに加えて、敷地裏の山肌には山桜の借景が美しい。庭の桜は、2代前の当主が、太平洋戦争中に軍に徴用されて、船とともに海に沈んだ従業員を偲んで、終戦直後に植えたものだ。

 3月中旬、ちょうど彼岸桜が満開の頃、シンガポールから慶一を追うように帰国した志保が、早朝に関西空港まで出迎えた有香に付き添われて、洋館の自室に入った。志保は、日本の春には少し薄手過ぎる、色落ちした紺色コットンのパフスリーブワンピースを着て、よく使い込んだスニーカーを履いていた。部屋を見回して戸惑い気味の志保に、有香がやさしく声をかけた。

「最初は、私の家事を少しずつお手伝いしてもらいながら、ここでの暮らしに馴染んでもらえれば、と思ってるの。一緒にご主人様、慶一様のお世話をして参りましょうね。シンガポールで当主の陽一様やご主人様から、青山家の<しきたり>のことを直接伺ったそうですが、突然のことで、きっと驚かれたでしょう。不安でしょうけど、家事だけでなく、寝室でのご奉仕のことも、一つ一つ、必ず私から志保さんに相談してお願いしていきますからね。大丈夫よ。」
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